初診 | 嗅覚を失ったバーテンダー

嗅覚を失ったバーテンダー

短編小説風に、書き留めていたことを整理し、まとめていきたいと思います。

期待と不安のなか、東洋医学の鍼治療の世界へ一歩足を踏み入れてみた。

事前に電話予約しておいたので、スムーズにいくかと思いきや、初診ということもあり、

20分位待たされ、診療室へ。

余り日本語が通じなさそうな先生だが、伝えた事はわかってくれたみたいだ。

カーテンを開け、ベッドに仰向けになり先生にこれから打つ鍼を見せてもらった。

両鼻脇に1本ずつ、両こめかみ下に1本ずつ、眉間に1本、おでこの上の頭皮に1本、右腕に2本。

計8本。

そこに電気を流すこと約1時間。

絶対に治したい気持ちはあるが、今まで二年以上の治療で回復のめどがつかず、

最後の神頼みでたどり着いた場所だけに 期待半面、

治ったらラッキーくらいの気持ちで挑んでいこう。

と自分自身に言い聞かせ、初回の診療は終了。