今回の秋旅最終日。いよいよ東京に帰る時間となった。

 旅の終わりに選んだ列車は6月に庄内地方を旅した時と同じJR東日本羽越本線白新線を走る観光列車快速「海里」


 前回は普通座席車の1号車に乗車したが、今回は2号車のコンパートメント車両の指定席券を取っておいた(ちなみにこの列車は全車指定席で、酒田寄りの1号車はリクライニングシートが並ぶ普通車、2号車はコンパートメント車両、3号車は売店を備えたフリースペースのイベント車両、4号車は旅行商品専用の「新潟•庄内の食と景観を楽しむ」ダイニングカーという構成)。





 JRの列車種別では「普通列車」に分類される快速列車だが、酒田〜新潟間の途中停車駅は余目•鶴岡•あつみ温泉•桑川•村上•坂町•中条•新発田のみで、特急列車が停車する府屋と豊栄は通過扱いだ。この列車の停車駅のうち特急列車が停車しないのは桑川駅だけで、これは景勝地である笹川流れの景観を楽しめるように設定されているのだろう(なお、停車駅は少ないが、上り列車の場合鶴岡駅と桑川駅で30分ちかい停車時間があることと車窓から日本海を楽しめる一部区間では徐行運転をするので所要時分はけっこうかかる)。




 6月に乗車した時は時期的に日が高くて夕日を楽しむといった車窓ではなかったが、今回は11月半ばということで日没時間とほぼ合っていて日本海に沈みゆく夕日を楽しめた。




 笹川流れの絶景区間で徐行運転の演出。


 徐行しながらトンネルに入ったところで車掌さんからのクイズが出された。

 2択問題•••答えはどっち?•••私にはすぐにわかったが•••.。

 正解は上越新幹線開業43周年。






 夕日が水平線に隠れるところはトンネルに入ってしまって見られなかったが、それまでの美しい日本海の夕景は十分に楽しむことができた。

 列車が少し速度を上げるとまもなく桑川駅に到着となる。



 30分近い停車時間があるので列車から降りて駅の外へ出た。


 日没直後の一番好きな色を望むことができた。