「父ちゃん。今回の『母ちゃんテツ検定』だが、解答締切時間となった。みなさんからいただいたご解答の集計結果はまとまったかえ?」
「まとまってるよ」
「ならばよし。さっそく答え合わせだ❗️」
「かしこまりました。それでは正解発表の前に今回の母ちゃんからの設問と第1ヒントおよび第2ヒント•第3ヒントを改めてご覧いただくことにしましょう」
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問題
「以下の写真を見てここは何駅であるか解答せよ。解答締切は11月22日土曜日20時00分とする」
「撮影日は平成31年(4月30日まで。5月1日以降は令和元年•••西暦2019年)3月21日です。現在でも大きく変化していないと思います」
難易度★★★★★
「いつもの通りノーヒント時点での正解者から第3ヒントを出してからの正解者まで以下の通り称号を授与いたしますよう♪」
ノーヒントで正解•••検聖
第1ヒントで正解•••検豪
第2ヒントで正解•••名人
第3ヒントで正解•••初段
第1ヒント
「ホームに立ってみましょう」
「えっ?設問の駅と違うって•••いやいや、同じ駅ですよ」
第1ヒントの解説
「この駅は上り線が地上ホーム、下り線がトンネル内にホームがあります。設問に使用された写真は下り列車の車窓から撮影したものです」
「ヒント写真は下りホームからトンネル入口を撮影したもので、この解説写真は上り線ホームからトンネル入口を撮影したものです。トンネルは新清水トンネル。群馬県利根郡みなかみ町と新潟県南魚沼郡湯沢町の間の群馬•新潟県境(上越国境)に立ちはだかる清水峠を貫くトンネルです」
第2ヒント
「解答となる駅がある都道府県の中では最も大きなターミナル駅の駅前です。最も大きなターミナル駅ではありますが、都道府県庁所在地駅ではありません」
「このターミナル駅とは同じ都道府県内にあって、ひとつの路線で繋がっていながら定期列車ではそのまま行くことはできません。途中駅で乗り換える必要があります。しかも、その乗り継ぎについては事前に調べておかないと大変なことになります」
第2ヒントの解説
「第2ヒント最初の2枚の写真は群馬県のJR東日本高崎駅での撮影です。高崎駅は上越•北陸新幹線、在来線は高崎線•上越線•信越本線の駅で、両毛線や吾妻線の列車も乗り入れるほか、私鉄の上信電鉄の起点駅でもある群馬県最大のターミナル駅です。県庁所在地駅は両毛線の前橋駅ですが、交通の要衝は高崎駅となっています」
そして3枚目と4枚目の写真は上越線の水上駅です。この水上駅を境に高崎方面からの列車と新潟県の長岡方面との列車の運行体系が分かれています。イベント的に運転される臨時列車を除き定期旅客列車は高崎方面と長岡方面を直通する列車は無く、水上駅以北は新潟県の越後中里駅までの間は1日わずか5往復しか運転されていません」
「解答となる駅はこの水上駅の次の駅となります。水上は群馬県を代表する温泉地のひとつですが、その奥の温泉地•••水上温泉郷のどん詰まりといったところに解答となる駅があります」
「それでは第3ヒントです。ヒントはこれで最後となります」
第3ヒント
「第3ヒントでは駅から出て散策してみることとしましょう」
「ホームは少し高いところにありますね」
「駅前には特定郵便局があるくらいで、他には商店も何もありません」
「あの赤い橋を渡ってみましょう。駅のホームの位置が高いのはここを流れる川を跨ぐ橋梁の築堤の関係ですね。写真右の赤い欄干の橋は駅前を通ってくる道路のものです。この橋を渡ると温泉旅館が点在していますよ」
「ゆけむり街道ということは温泉地ですね」
第3ヒントの解説
「第3ヒントの写真は解答となる駅付近の写真を貼り付けました」
正解発表
「正解は湯檜曽駅(JR東日本上越線•群馬県利根郡みなかみ町)でしたよう♪」
「東京と新潟を結ぶ鉄道は昔の技術では上越国境の谷川岳擁する清水峠を越える建設が困難で、信越本線長野経由か東北本線郡山経由で磐越西線を通るルートで非常に遠回りを強いられていました。その後清水峠をループで越えることで建設されて上越線が開通しました。そして技術の向上に伴って複線化により清水峠を直線的に貫通する新清水トンネルが開通すると新線を下り線として湯檜曽駅と土合駅が新清水トンネルの中に下りホームが設けられ、元々あった線を上り線として複線開業しました。湯檜曽駅はトンネル入口にすぐホームがありますが、隣の土合駅は地中深いところにホームがあるため改札口まで10分ほど長い階段を歩く必要があります。このため湯檜曽駅も土合駅も上り線は地上駅ながら下り線はトンネルの中にホームが設けられています」
「今回もご参加頂きありがとうございました。今週は父ちゃんの仕事の都合で称号授与式が明日になりますがご了承ください。次回のご参加もぜひお待ちしておりますよう♪」



















