一昨日は3連休初日、さらに長いお盆休みに突入されたという方も多いことでしょう。

 とはいえ、公共性の高い職種に従事されている方にとってはお正月もお盆もゴールデンウィークなどといった世間一般の長期休暇とは無縁であり、私もそのひとりなのですが、今回の3連休のうち日曜日と月曜日はたまたま自分の休日が一致、一昨日の土曜日は所用が、あって年次有給休暇を取って休みにしたので3連休となりました。


 長年にわたって自分の休日と世間の休日が一致しない生活をしていると、さまざまなイベントなどとも無縁とはなりますが、逆にどこかへ旅をするとさまざまな土地の普段着の日常に接することができたりしてそれが私の旅の楽しみでもあったりします。


(どこへ行っても人だらけの旅はしない)

が私の信条(?)にもなっているのですが、今回は久しぶりに世間のお盆休み時期の移動となります。もちろんこの3日間が過ぎればまた日常の勤務が続くわけですが•••。


 今月は先週、今週と長野で所用があっての移動となりました。

 先週は過去記事にアップした通り、急に所用ができての移動となったので、駅レンタカーは長野では既に予約が埋まっていて上越妙高の駅レンタカーを利用したのですが、今回はそれ以前から長野駅の駅レンタカーを予約で押さえていたので列車は長野駅までの利用です。


 一昨日の夜から昨日の朝までの深夜勤務だったので、勤務終了後にまっすぐ東京駅へ向かいました。

といっても、さすが3連休からのお盆休み時期とあって北陸新幹線の指定席を取れたのはお昼近い11時32分発の臨時の「あさま637号」。会社で勤務が終わってから休憩室のテレビで高校野球を見ながら時間を潰してから東京駅へ向かいました。

 東京駅22番線ホームからの撮影。先発の上越新幹線のこれも臨時の「とき69号」新潟行が発車したあとに隣の21番線に東北新幹線の「はやぶさ19号」新青森行+「こまち19号」秋田行が発車時刻を待っていました。「はやぶさ」JR北海道H5系のトップナンバーであるH1編成でした。

 

 わずか3編成しか存在しない(以前は4編成存在しましたが、2022年福島県沖地震による被災でH2編成が廃車)ので意外と出会う機会が少ないです。私はまだ1度しか乗車したことがありません(そのときはH3編成でした)。

 基本的にJR東日本E5系と仕様は同じですが、鮮やかなラベンダーラインが北海道を主張しているかのようです。


 22番線に北陸新幹線•金沢発「はくたか556号」が到着です。折り返しで私が乗車する「あさま637号」長野行となります。編成はJR東日本長野新幹線車両センターE7系(F40編成)です。



 乗客が全て降車してからはこビュンで送られてきた荷物の取卸し作業が始まります。


 この列車で運ばれてきたのは金沢「芝寿し」の押し寿司(多分•••)でした。


 深夜勤務明けで朝食を食べていないのでお腹が空いていましたが、3連休で満席となるであろう車内で駅弁を広げるのも嫌だし、そもそも東京駅中央通路の駅弁屋「祭」は怒涛の混雑で立ち寄る気すら失せていました。グランスタはどこも混んでいるだろうし、地下鉄東西線大手町駅から東京駅への乗換通路の蕎麦屋さんにでも入ればよかったかもしれません。通路を歩いているときにチラッと横目で見たら空いていたし•••。


 車内整備などが終わって乗車します。

 取れた指定席が7号車の普通車指定席の3列シートの窓側6番A席でしたから、始発駅の東京駅からの乗車とはいえ3列シート奥の窓側席には通路側の乗客より早く座ってしまっておきたかったので乗車口には早めに来て先頭に並んでいて正解でした。乗車するときに後方を見たら長蛇の列でした。


 前列席の背面ポケットにいつも入っているフリー冊子「トランヴェール」(JR東日本)「西ナビ北陸」(JR西日本)トランヴェールにいつも掲載されている「湯守とっておきの旅」。今月号は昨年11月17日の40回目の結婚記念日に夫婦旅行で宿泊した岩手県南花巻温泉郷•大沢温泉「山水閣」

 ちょうど紅葉が美しくていい結婚記念日になった旅の思い出が甦ります。


 東京駅を発車して次の上野駅を出た時点の車内放送では

「次の大宮駅からご乗車されるお客様も多く、指定席は大宮駅で全て満席となります。指定席で現在空いているお席も大宮駅からご乗車されるお客様で全て埋まりますのでご了承ください」

との案内が流れましたが、私の隣(3列席の真ん中の座席)には大宮駅からも乗車して来ず、もしかしたら直前でキャンセルが出たのかもしれません。他の座席は確かに満席で、デッキには立っている人も何人かいたようなので4両ある自由席もかなりの混雑だったのでしょう。


 北陸新幹線の「あさま」は通常期に運転される定期列車は早朝と夜間を除きほとんどが熊谷駅や本庄早稲田駅にも停車する「停車タイプ」ですが、臨時列車には金沢•敦賀へ直通する「はくたか」同様に熊谷•本庄早稲田•安中榛名の各駅を通過する列車も多くて、この「あさま637号」もこの3駅は通過します。

「あさま」の特徴は長野県に入って軽井沢•佐久平•上田の各駅で乗客の大半が下車してゆくこと。終点の長野駅まで利用する乗客は多くなく、長野駅を利用する乗客はやはり通過タイプの「かがやき」や定期の「かがやき」が運転されないデータイムには通過駅が多くなる「はくたか」利用が多くなるのでしょう。

 長野駅には定刻の13時97分に到着。後続で東京駅を16分後に出てくるやはり臨時列車で通過タイプの「かがやき527号」が6分後に到着するのと、お昼時でどこも混んでいるだろうから長野でも道草をせずにさっさと駅レンタカーを借りて信濃町へと向かいました。