新潟県上越市の上越妙高駅。
一昨日の記事ではこの駅で久しぶりに下車したことを記事にしましたが、昨日は再びこちらから北陸新幹線で東京へ戻りました。
東西連絡自由通路の西口側に置かれたグランドピアノ。
「父ちゃん❗️弾きたいよう♪」
「これは手を触れてはいけないものです」
「そんなことないよう❗️『ご自由にお弾きください』って書いてあるよう♪」
(•••••••)
「だから誰でも弾いてもいいんだよう♪」
母ちゃんの声が通路に響き渡ります。
「か、母ちゃん•••声が大きい」
「母ちゃんの前衛的な奏法はまだ現代では理解されないからここではおやめなさい」
「弾きたい弾きたい〜ッ」
「た、頼むから聞き分けておくれ•••」
「じゃあいつになったら母ちゃんの演奏は理解されるんだえ?」
「そ、それは•••何十年も後のことだよ」
「その頃は母ちゃんは生きてないじゃないかッ」
「だ、だから偉大な芸術家は生前はなかなか理解を得られないんだよ母ちゃんは時代の一歩先どころか背中も見えないほど先を歩いてるからまだみんなに理解を求めるのは無理があるんだよ」
「そうなのかえ?」
「そうなんだよ。中世の大航海時代にアポロ計画を口にするようなものだ」
「じゃあ今日のところは我慢するよう」
「ずっと我慢しておいておくれ」
数年前•••撮影記録を見ますと2021年12月27日となっていますが、上越妙高駅で下車した時に男性の方がピアノを弾いていました。
西口へ出ても外までピアノの音色が響いていたので動画で記録したことがありました。
上越妙高駅に限らず、駅構内に誰でも自由に弾くことができるピアノを見かけることがありますが、もちろん私は弾けないので、いつも心の中で叫ぶのです。
(ピアノを弾けたらなぁ〜❗️)