何だか忙しい日々が続いてなかなか徘徊することが出来ずにいます。そしてこの異常な暑さにその意欲さえ萎えるほどです。

 まあ先月は夫婦で庄内地方を楽しく旅行できたから贅沢な愚痴と言われてしまいそうですが•••。


 というわけで、ここしばらくは東京を離れられそうもないので、鉄旅情を少しでも味わいたいと思って鉄道の現場で働く職員の方やアテンダントさんなど関連する業務に従事する方々の姿が写っている写真を過去に撮ったものから選んで貼り付けてみたいと思います。


角館


 かなり前の写真ですが、夫婦で秋田県を旅行した時に秋田県仙北市の角館駅で下車した時のヒトコマです。

 私は仕事では何度も秋田県に来たことはありますが、夫婦での旅行としては初めて、そして母ちゃんは秋田県に来ること自体が初めての旅行でした。

 以前は列車の乗務員をはじめ国鉄•民鉄含めて現業部門は男社会でしたが、女性乗務員も珍しくなくなって久しいですね。




大胡


 こちらは動態保存車、上毛電気鉄道のデハ101形電車が団体貸切列車として運転されていたのをたまたま大胡駅で見かけた時に撮影しました。

 この当時は京王電鉄井の頭線で活躍していた車両が全ての列車で余生を送っていたのですが、現在ではその後継として東京メトロ日比谷線で活躍していた車両が走っています。



東京


 こちらもかなり前の写真です。

 国鉄時代に特急列車と普通列車の双方で運行できるよう国鉄特急型車両らしからぬ(?)設計で登場した185系の晩年の姿です。

 特急「踊り子」はまだE257系導入前で185系が頑張っていました。

 この185系は塗装のデザインが変更されたりしましたが、晩年にはオリジナルのアイボリーホワイトにグリーンのストライプが入ったデザインに戻されていました。東京駅での乗務員交代風景です。



喜多方


 こちらは磐越西線の喜多方駅での撮影です。会津若松行の普通列車を待っている時にやってきた下りの快速「ばんえつ物語」号の先頭に立つC57 180号機を運転する機関士と機関助士を捉えました。



米沢


 数年前の冬に山形市の山寺を訪れた時に往路で乗車した山形新幹線「つばさ」の車内から撮影しました。この日は福島•山形県境の板谷峠は深い雪に覆われて米沢駅に着いても雪がしんしんと降り続いていました。

 右端に写っている駅員さんの姿も寒冷地らしい服装です。



直江津


 こちらも雪国ではあるけれど、遅い春が訪れた新潟県上越市の直江津駅の外からの撮影です。

 JR貨物の富山機関区をベースに北は青森から西は岡山まで日本海縦貫線を中心に広範囲で活躍しているEF510形電気機関車が牽引するコンテナ貨物列車が直江津駅構内から動き出したところです。

 窓を開けて心地よい春風を受けながら日本海沿岸をゆくのでしょう。



直江津


 同じ日の直江津駅にて。

 普段は新潟〜酒田間の観光列車•快速「海里」で活躍する編成が直江津駅にやってきていました。

 通常「海里」運転をすることはない長岡の乗務員やえちごトキめき鉄道の乗務員の訓練運転だったのか、直江津駅から長野方面へ2駅進んだ高田駅が最寄駅の日本三大夜桜に数えられる高田公園(高田城址)の「観桜会」への臨時列車としてやってきたのかは不明ですが、乗務員さんが乗務員室から降りてきた場面です。



越乃Shu*Kura


 こちらは同じく新潟県を走る観光列車•快速「越乃Shu*Kura」乗車時の写真です。

 この日は「ゆざわShu*Kura」として運転された列車に上越妙高〜越後湯沢間を夫婦で往復乗車しました。

 写真奥の乗務員室寄りにある業務用スペースに立つアテンダントさんの後ろ姿です。

 往路ではこの旅行商品専用車である1号車もかなりの乗車率でしたが、復路では私たち夫婦のみの貸切状態でした。おかげさまでずいぶん親切にしていただきました。



偕楽園


 日本三庭園のひとつ、茨城県水戸市の偕楽園での「梅まつり」開催中の土休日のみ営業する常磐線の偕楽園駅。「梅まつり」期間中の土休日の日中帯にここを通る下り列車のみ停車します(上り線にはホームが無いため通過します)。

 臨時駅としての扱いながら、この駅が営業する時間帯には下り列車が特急列車も含めて全て停車します。混雑することもあるので、営業時間には駅員さんも多く臨時的に配置されるほか、警察官も多く見られました。女性の駅員さんの姿が隣接する偕楽園の梅花同様に華やいで感じられました。



長野


 北陸新幹線は群馬県の高崎駅(列車の運行は東京駅から)新潟県の上越妙高駅までがJR東日本、その先の福井県敦賀市の敦賀駅までがJR西日本が管理となっています。

 しかし、境界駅である上越妙高駅には通過タイプの「かがやき」は停車しないので、全列車が停車する長野駅でJR東日本とJR西日本の乗務員交代が行われます。つまり長野〜上越妙高間はJR東日本の路線でありながら乗務員はJR西日本の乗務員が乗り入れてくる形態となっています。

 東京から見て長野止まりである「あさま」は別として金沢•敦賀方面へ直通する「かがやき」や「はくたか」が長野駅に到着すると上下列車ともにこの引き継ぎ風景が見られます。



出雲市


 今ではもう見られなくなった国鉄型381系時代の特急「やくも」の始発駅•山陰本線出雲市駅で発車時刻を待つ姿です。たまたま運転席部分の窓が開いていたので運転士さんの横顔も垣間見えました。

 この写真を撮ったあと、この列車に乗車して米子駅へ向かいました。



米子


 同じ列車の米子駅での発車風景です。

 ゆっくりと動き出した列車の運転席から顔を出して後方を見ている運転士さん•••ホームの安全確認をしながらの発車でしょうか?



倉吉


 同じ日に米子駅から乗り継いだ鳥取行の特急「スーパーまつかぜ」です。



出雲市


 翌日は三朝温泉から出雲市まで観光列車•快速「あめつち」で戻ってきました。終点の出雲市駅でのヒトコマです。一旦車両基地へ戻るのかこのまま折り返しこのホームから鳥取駅へ向かうのかは見届けることなく稲佐の浜や日御碕へ向かったのですが、いずれにしても乗務員交代が行われたのであろう風景です。



高田


 数年前•••例年より早く3月の月末に見頃を迎えた高田公園の桜を愛でに「観桜会」出かけた時の帰りの列車です。

 ホームや沿線から列車を撮影すると前面ガラスが反射して運転士さんの表情がなかなかうまく撮れませんが、この時はハッキリと真剣な表情が写っていました。



広島


 一昨年の夏、所用で熊本へ出かけた時の帰りの新幹線「のぞみ」車内から広島駅停車中でのヒトコマです。車窓の目の前には女性駅員が2人。目の前でキビキビとした所作を見せてくれていましたが、同じ真剣な動作にも男性駅員とは違った魅力を感じさせてくれます。前述した通り、乗務員や駅員をはじめ女性職員の姿を見かけることは珍しくなくなった時代になりましたから男女を区別した目線で眺める気はありませんが、それぞれ真剣な姿に違った敬意を感じるのも事実です。



妙高高原


 えちごトキめき鉄道が「観光急行」として走らせているJR西日本から購入した455系+413系が最初に普通列車として直江津〜妙高高原を1往復する時の妙高高原駅での折り返し風景です。

 運転士さんが乗務員室から降りてきて前面に異常がないか確認している光景です。

 折り返し駅や始発駅、終着駅でよく見かける光景ですが、このような姿にも列車を安全に走らせる姿を感じます。



柏崎


 こちらは信越本線の特急「しらゆき」に直江津駅から乗車して柏崎駅で下車した時のヒトコマです。

 この日は10月だというのにまるで冬の北西の季節風が吹き荒れているような荒天で、途中の柿崎駅から米山駅〜笠島駅〜青海川駅〜鯨波駅の日本海の海岸線を通る区間では列車は最徐行。柿崎駅で長時間停車してからの徐行運転で列車に遅延が発生していました。



笠島


 信越本線の柿崎〜鯨波間では日本海の海岸に沿って列車が走ります。

 米山や笠島、青海川、鯨波あたりにはよく写真を撮りに出かけますが、この写真は笠島駅を通過するコンテナ貨物列車を牽引するEF510形を横から撮ったものです。機関士の横顔が奥に見えます。

 日本海の美しい風景を楽しむなどということはなく真剣に運転に集中している様子が伝わります。



東能代


 秋田県能代市の奥羽本線東能代駅での光景です。

 秋田駅を出発して奥羽本線を下ってきた観光列車の快速「リゾートしらかみ5号」はこの東能代駅で編成が逆向きとなり五能線へと入っていきます。

 停車時間が長いので乗車していた青池編成からホームに降りて撮影しました。乗務員交代や多くの駅員さんで賑わっていました。ホームでは「しらかみ3兄弟のテーマ」が流れて歓迎ムードが漂っていました。JR東日本秋田支社の社員さんが歌や作曲、CDジャケットのイラストに全て関わったというこのテーマソング、可愛らしくてなかなかいいですよ。



鯵ヶ沢


 こちらは五能線鯵ヶ沢駅でのヒトコマです。

 反対側のローカル列車の乗務員交代へと向かうのでしょうか?

 私は青森へ向かう「リゾートしらかみ1号」の橅編成を待っていました。

 ホームを歩く乗務員さんの後ろ姿•••個人的にはけっこう気に入っている写真です。



福山


 こちらは少年時代を過ごした広島県福山市を凡そ半世紀ぶりにふらっと訪れた時の福山駅での写真です。当時住んでいたのはここから岡山方面に行った大門駅エリアでしたからもちろんそちらをメインとした訪問でしたが、大門駅から黄色い115系に乗って福山駅に戻ってきたら広島地区を中心に活躍するRed Wingが停車していたので撮影したらちょうど乗務員室からホームに出てきた車掌さんの後ろ姿が写り込みました。

 私が住んでいた時代は普通列車は古い80系電車の天下で、東京に引っ越してくる直前に首都圏からお下がりの115系初期型が転入し始めた感じでした。

 その115系も初期型から300番台、1000番台へと代替わりを重ねてもはや風前の灯となった感があります。



桑川


 最後の写真は先月夫婦で庄内エリアを旅行した時の最終日のメインイベントである観光列車•快速「海里」乗車時の写真です。

 羽越本線を代表する景勝地である笹川流れへの下車駅である桑川駅で設けられている30分ほどの停車時間中にホームへ出て写真を撮っていたらちょうど乗務員室からホームに出てきた女性車掌さんを列車と一緒に撮ったという結果になりました。

 こちらの車掌さんには記念撮影をしていただいたりお世話になりました。


 長い記事になりましたが、鉄道現場で働く方々が写っている写真をいくつか選んで貼り付けてみました。