母ちゃんを引率しての庄内地方旅日記もいよいよ最終日の記事となっていますが、これからが最後のクライマックスを迎えます。

 とても長くなる(母ちゃん曰く『ただダラダラと書いている』)ので、数回に分けての投稿となります。


 酒田駅近くの駅レンタカー(トヨタレンタカー)で3日前に借りてきたレンタカーを返却して酒田駅へやってきました。

 3日前に新潟駅から往路で乗車してきた特急「いなほ3号」が折り返しとなる「いなほ10号」新潟行が発車時刻を待っています。編成は3日前に私たちが乗車した時と同じE653系1100番台のトップナンバー編成のH201編成でした。

 特急「いなほ」の向こう側の留置線に停車しているのはこれから私たちが乗車する観光列車快速「海里」となるHB-E300系ハイブリッド式気動車いなほ10号が出発してから同じ3番線ホームに入線してきます。

 JR東日本新潟支社が運行する「新潟•庄内のって楽しい列車トリオの一角を担う列車です。

 この列車を予約するにあたって旅行商品での専用車両である4号車(新潟側)ダイニング車両にするか、それとも2号車のコンパートメント車両にするかとも考えましたが、旅館でお金をかけた旅行だったので、乗車券と指定席券だけで乗車できるリーズナブルな1号車(普通座席車)にしました。普通座席車といってもシートピッチは広いし、リクライニング角度も大きく、ゆったりとしており窓も大きくて乗車を楽しむには十分です。観光列車ゆえの所要時分の長さを度外視すれば同じ区間を走る特急「いなほ」より断然居住性はいい車両で、それは長野県や東北各地といったJR東日本走っているHB-E300系共通です。そしてJRグループの列車種別では普通列車に分類されるので特急列車以上のグレードでありながら特急料金がかからないのは乗り得だといえます(但し、上り列車でいえば途中の鶴岡駅と桑川駅でどちらも30分近い停車時間を設けてあるので移動の時間を節約したい方はもちろん特急列車利用をお薦めします)。


 発車時刻を待っている間にホームで写真を撮ったりしていたら特急「いなほ5号」が到着。この列車は多客期には秋田駅まで延長運転される日があります。

 ダイニングカーの4号車。


 コンパートメント車両2号車の通路。


 コンパートメント部分。五能線の観光列車「リゾートしらかみ」と似た構造です。

 1号車は普通座席車ですが、前述した通りシートピッチは広く、リクライニング角度も大きいので、長時間乗車でもさほど苦になりません。


 次回からはこの列車の車窓風景を撮影した動画や乗車記となります。