母ちゃんを引率しての庄内地方への旅行•••2日目は九兵衛旅館をチェックアウトして次の宿泊地へと向かいます。九兵衛旅館はチェックインが15時でチェックアウトが11時•••今回の旅行は狭い範囲での移動にしたので、のんびりと10時を過ぎてからチェックアウトしました。
向かいます•••というより、次の宿泊地は近いので一旦通過して南下、山形県から県境を越えて新潟県村上市の笹川流れへと向かいます。
一夜をお世話になった九兵衛旅館。とても良かっただけになんだか名残惜しい気分です。
車を笹川流れへ向けて走らせるわけですが、海沿いの国道7号線はこのあと通る予定があるので内陸部の国道345号線を南下してあつみ温泉へ抜けて向かうことにしました。
一旦JR東日本羽越本線あつみ温泉駅に立ち寄ってみました。
今回は私個人の鉄旅ではないので、列車が通る時間などまったく気に留めていませんでした。
あつみ温泉の温泉街を抜けて国道7号線へ出る手前の羽越本線をくぐるアンダーパスの手前の信号で止まっている時に特急「いなほ」が新潟へ向けて駅を発車して目の前を通り過ぎていきました。あと少し早く来れば駅で列車を撮影できたのにちょっと残念なことをしました。
駅舎内は国鉄でよく見られた構造の窓口。
あつみ温泉への最寄駅だからでしょうか?沿線人口を考えると待合室のベンチの数が多く感じられます。
陸羽西線は最上川に沿って羽越本線の余目駅と奥羽本線の新庄駅の間を結びますが、並行する国道の(仮称)高屋トンネル建設工事のため運休が続いています。
山形県でも日本海側の南部に位置しているためなのか駅舎内のポスターを見ていると、山形と新潟が混在しているようなJR東日本の掲示です。
こちらから国道7号線に出て笹川流れへと向かいます。
日本海の海岸線に沿って国道7号線を南下、鼠ヶ関を過ぎて新潟県に入り、勝木から右折して国道345号線に入ります(鶴岡から鼠ヶ関の間は国道345号線は内陸部を通り、鼠ヶ関から勝木までは国道7号線との重複区間となります)。
山形県内は内陸部を通ってきた国道345号線は勝木から日本海の海岸線に沿って南下します。
道の駅「笹川流れ」に到着しました。
道の駅はJR東日本羽越本線桑川駅内にあり、駅舎と道の駅のお土産店やレストランは同じ建物に同居している構造です。
同じ建物といっても桑川駅は無人駅で駅施設はわずかな面積です。
国道を隔てて日本海を背にして撮影。向かって左側に駅の入口があります。建物の1階部分がお土産やスイーツなどを販売する売店となっており、2階部分がレストランです。
桑川駅は無人駅です。特急「いなほ」などの優等列車は停車しませんが、土休日を中心に新潟〜酒田間を1往復する観光列車快速「海里」は名勝•笹川流れの最寄駅となるこの駅に停車します。
快速「海里」専用の駅名標です。両隣の駅名表示はこの列車が停車する村上駅とあつみ温泉駅。実際の両隣の駅は新潟側が越後早川駅、酒田側が今川駅です。
桑川駅のホームには小さいながらも待合室が設置されています。こちらは酒田方面のホームです。
笹川流れ周辺をGoogleマップで検索していたらこちらの「魚富」という干物屋さんの「タコの味噌漬」の口コミでの評価が良かったので道の駅の駐車場に車を止めてから歩いてお店に直行❗️
道の駅及び羽越本線桑川駅から新潟方向へ歩いていくらでもないので買い物に行くなら道の駅に駐車していくのをおすすめします。
店内は狭いので、大人数で押しかけるととんでもないことになると思います。
冷凍ケースの中を見るとお目当ての「タコの味噌漬」がたったひとつだけ•••母ちゃんが
「父ちゃん•••ひとつしか残ってないよう」
残っていたのは頭の部分の冷凍ひとつだけ。
「母ちゃん、どうする?諦めて干物にするか」
と、話していたところにお店の女性がトレーにたくさんの「タコの味噌漬」を載せて奥から出てきました。
(おお、ラッキー♪)
と喜んだのはいいが、会社の直属の上司や同僚、部下にお土産で分けてあげたいので、たくさん買ってしまうと無くなってしまうんじゃないかと、もしかしたら後から買いに来る人がいて品切れだったらさぞガッカリしてしまうだろうと、ちょっと躊躇しつつも
「大人買いしても大丈夫ですか?」
と、その女性に訊いてみました。
「いくつくらいですか?」
「10個くらい欲しいんだけど•••そんなに買っちゃったら無くなっちゃいますよね?」
「大丈夫ですよ。まだありますから」
と、笑いながら販売してくれました。
東京の自宅に発送してもらいましたが、旅行から帰ってきて翌日は長野に向かったのでまだ食べていません。いまこの記事をスマホで長野からの帰りの北陸新幹線の車内で書いているので帰ってからの楽しみです。母ちゃんには解凍しておいてくれと頼んであるので、帰宅してお風呂から出たら晩酌です。