「父ちゃん。今週の『母ちゃん検定』の解答締切時間となったが、みなさんからの解答結果の答え合わせをしよう❗️」
「かしこまりました」
問題
「以下の写真を見て駅に停車中のこの列車の車両形式を答えよ」
ノーヒントで正解•••検聖
第1ヒントで正解•••検豪
第2ヒントで正解•••名人
第3ヒントで正解•••初段
「ヒントは以下の通りでした」
第1ヒント
「同じホームの反対側にはこんな列車が停車中でしたよう❗️」
「第1ヒントはここまでです」
「父ちゃん。第2ヒントはキーワードでみなさんに考えていただくことにしよう❗️」
第2ヒント
「第2ヒントは以下の通りキーワードを並べてみました。いずれもこの車両が走る路線の沿線に因んだものですが、一部の文字を隠してあります」
•バ○センターのカレー
•○川流れ
•藤沢○平
•◯羽三山
•鳥○山
•竿◯
「それでは今週の『母ちゃん検定』最後のヒントだよう❗️」
第3ヒント
「こんな顔をしています」
「いろいろなカラーバリエーションが存在します。この路線ではこのカラーでデビューしたので、これが標準色といえるかもしれません。設問の写真では青一色、他に濃いピンク一色の編成や他の路線で使われている短い4両編成では以下のようなカラーバリエーションが存在しました。この4両編成も1往復は今回の設問やヒントで取り上げた路線で運用されています」
「4両編成のものは1編成が以下のカラーに変更されています」
解説
設問の画像は秋田駅にて昨年11月に撮影した写真です。設問の写真では行先表示を黒く隠していました。
JR東日本白新線•羽越本線で新潟〜酒田•秋田間を結ぶ特急「いなほ」で運用されています。
特急「いなは」はかつて上野〜青森間を高崎線〜上越線〜羽越本線〜奥羽本線経由で結んでいた列車でした。
当初はキハ80系気動車によるディーゼル特急でしたが、羽越本線と奥羽本線•秋田〜青森間電化完成により485系特急型電車に置き換えられました。
上越新幹線開業により運転区間が新潟〜酒田•秋田•青森間に短縮され、さらに秋田〜青森間が特急「つがる」として分離されました。さらに多くの列車が新潟〜酒田間に運転区間が短縮されて新潟〜秋田間を直通する列車も少なくなっています。
国鉄時代から長い間にわたって485系による運転が続いていましたが、常磐線に新型車両E657系が導入されたことによりそれまで常磐線の特急「フレッシュひたち」で運用されていたE653系が茨城県の勝田車両センターから耐寒耐雪強化などの改造を施されて新潟車両センターに転属して「いなほ」をこれに置き換えました。
さらに北陸新幹線金沢延伸開業により新潟〜金沢間を結んでいた特急「北越」廃止に伴い新潟〜上越妙高•新井間に設定された特急「しらゆき」に「フレッシュひたち」の付属編成として運用されていた短い4両編成が耐寒耐雪強化などの改造を施されて勝田から新潟へ転属しました。
第1ヒントでの写真は秋田駅で同じホームに停車中の特急「スーパーつがる」のE751系です。こちらは交直両用のE653系の姉妹車両ともいえる形式で交流専用の車両です。性能や車内設備などはほぼE653系と同様です。
第2ヒントでのキーワードは•••
•新潟バスセンターのカレー(バスセンターの立ち食い蕎麦屋さんのカレーで人気メニューとして名高いです)
•笹川流れ(新潟県北部の村上市にある景勝地。日本海の荒波の侵食による奇岩などおよそ11kmにわたって続く国の天然記念物に指定されている風景を羽越本線の列車の車窓からも楽しめます)
•藤沢周平(山形県鶴岡市出身の小説家。「蝉しぐれ」「たそがれ清兵衛」など有名な作品を多く残した作家)
•出羽三山(羽黒山•月山•湯殿山と続く山の総称です。羽黒山は昔から修験道として有名です)
•鳥海山(秋田県南部の象徴的な山です)
•竿燈(東北三大夏まつりに数えられる秋田の竿燈まつり。巨大な竿燈をおでこや腰に乗せる技は圧巻ですね)
第3ヒントでは前述したE653系の写真をいくつか貼り付けました。
正解発表
「というわけで、正解はJR東日本E653系でしたよう❗️今週もご解答いただきましたみなさん、ありがとうございました。いただいたコメントの公開と返信は少し遅れますが、あしからずご了承ください」