「父ちゃん。今回の『母ちゃん検定』だが、解答締切時間となったよう。みなさんから頂いたご解答の答え合わせをしよう❗️」
「かしこまりました。さっそく今回の母ちゃんから出題された問題とヒントを振り返ってみることにしましょう」
問題
「以下の写真は見ての通り都営バスである。このバス(?)が所属する自動車営業所を答えよ。なお解答は『◯◯自動車営業所』でも『◯◯車庫』でも可とする」
難易度★★★★★
「解答締切は4月19日土曜日20時00分とする。解答はこの父ちゃんブログへのコメントにて解答すること。なお、父ちゃんはこの日は飲み会らしいので正解発表と解答コメントの承認•返信は翌日にずれ込む可能性もあることを了とすること」
「第1ヒントは以下の通りでした」
第1ヒント
「ナンバープレートの目隠しを少し外しました。ここから想像できるでしょうか•••といっても関東在住な方以外にはちょっと厳しいかも?•••なので、以下キーワードもご覧ください」
キーワード
江戸四宿のひとつ
五街道のうち2つ
(江戸時代の五街道です)
「それでは第2ヒントは以下の通りでした」
第2ヒント
「都バス100周年記念の一環として一部の車両に施された5種類のリバイバルカラーのラッピングですが、解答となる自動車営業所(車庫)にはこの通称『美濃部カラー』と呼ばれたラッピング車が配置されました。美濃部カラーとは都バスがこのカラーで走っていた時代が美濃部亮吉都知事時代だったことから付けられたものです。都バスのカラーの通称はその時代の都知事から呼ばれることもありました。この写真は第1ヒントのキーワードで触れた◯◯街道だった旧◯◯街道を運行中の姿です」
「能書きはいいから早く第3ヒントを出さぬかッ」
「ひぃ」
「まったく」
「第3ヒントは以下の通りでした」
第3ヒント
「この写真をよ〜くご覧ください」
「第1•第2ヒントで触れた江戸四宿に数えられている宿場町だったところです。ここは旧◯◯街道の商店街です。第1ヒントでは五街道のうちの2つの街道の宿場町ということでキーワードにしましたが、もうひとつこの五街道の脇街道として旧◯◯街道の宿場町でもありました。上のどこかの駅前を通る路線はひとつは五街道にほぼ沿っており、ひとつは脇街道の方にほぼ沿っています」
「ところどころに旧街道の宿場町だった面影を残しています。旧街道からちょっと逸れて住宅街の路地へ足を運ぶと近年では小さなカフェ(年齢的なものなのか、どうもこのカフェという単語を口にすることに抵抗があり、日常会話では喫茶店と言っています)などが増えています。
「今の説明の後半の部分•••そんなこと誰も聞いちゃいないよう❗️」
「ところで、解答となる自動車営業所名はこの地の地名と同じですが、実はこのあたりから徒歩で20分ほど歩いたところにあります。所在地の地名も違います」
「では答え合わせだよう♪」
正解発表
「正解は千住自動車営業所でしたよう❗️」
「ちなみに千住ナンバーは実在しません。こちらの自動車営業所に所属するバスは足立ナンバーとなっております」
「もちろん営業用車両ではなく、イベントか何かの時に使われるのでしょう。ちなみに母ちゃんはこちらの営業所の窓口に通勤定期を継続購入しに行った時に窓口の職員の方に尋ねたそうです」
「そこに置いてあるクルマは運転させてもらえるのかえ?」
「当然のことながら返答は『ノー』でした」
「父ちゃんッ❗️いちいちそんなことを覚えてなくていいんだよう❗️肝心なことはすぐに忘れるくせにッ」
「ちなみにヒントで触れた江戸四宿とは東海道の品川宿•甲州街道の内藤新宿(現代の新宿)•中山道の板橋宿及び今回触れた日光•奥州両街道の千住宿を指します。江戸•日本橋を出て第1番目の宿場町でいわば江戸の玄関口として発展しました。江戸時代の五街道のうち日光街道と奥州街道、そして奥州街道の脇街道である水戸街道の宿場町として栄えた千住宿は大川(現代の隅田川)を挟んで南側が小千住、北側が大千住と呼ばれ、小千住は現代の荒川区南千住で大千住は足立区の北千住エリアとなります。宿場町としては大千住の方がメインで賑わっていたといいます。第3ヒントの写真は現代の北千住駅西口から出て西へ向かって少し歩いたところで交差する旧日光街道の沿道風景です。最後の写真が旧水戸街道との分かれとなっていたあたりです。旧日光街道はこの先で北西方向に向かったのちに北へ伸びるのですが、隅田川の治水対策で人工的に建設された荒川放水路に寸断されています。そして、今回の検定の解答である都営バス千住自動車営業所(千住車庫)は北千住から見て荒川放水路を渡った先の国道4号線沿いにあります。所在地は東京都足立区梅田になります」
「今回もご解答ありがとうございました。頂いた解答コメントの承認及び返信は父ちゃんが飲み会なので明日にでも責任を持って行わせますのでご了承ください」