私が好きな季節は紛れもなく秋•••。

 しかしながら、その対極にある春の色も嫌いではない。

 今年は雪が多かった。私が少年だった頃に比べればそれでも少ない方なのかもしれないが、信越地方でも生活区域はともかく一歩山林などに入ると近年になく遅くまで積雪が残っているのかもしれない。



 やってくる列車の警笛が山々に響き渡るこの場所での動画撮影が好きで、季節や時間によってさまざまな構図を表現できるから静止画でももちろん楽しい場所である。

 

 昭和の高度経済成長の時代に生まれて少年期を過ごした私にとって、国鉄型電車のタイフォンの音も鉄道好きになったきっかけのひとつかもしれない。

 観光急行となる前に1往復普通列車としてやってくるこの列車の復路での撮影が好きで、春から初夏の晴れた日の午前中ならもちろん残雪を輝かせる山並みを背景とする構図。しかも好きな国鉄型電車のタイフォンの音も記録したいから必然的に動画での撮影が多くなる。


 寒冷地を走る車両は最近このような音が多いが、それはそれで味があるような気もする。


 さて、都会では眺められない春の風景をいつ愛でに行こうか•••?