「父ちゃん。今回の母ちゃんアンケート『食べたいお蕎麦はどれだえ?』の回答状況はどうだえ?」
「現在のところ2名様だけだよ。写真が多過ぎてわけがわからなくなってるんじゃないか?」
「ふむ。それならそれぞれの写真に簡単な解説を加えておくれよう❗️」
「おれがやるのか?」
「父ちゃん以外に誰がいるんだえ?」
「••••••」
「というわけで、今回は以下の写真から食べてみたいと思うお蕎麦をひとつだけ選んで番号をこの父ちゃんブログのコメントでご回答くださいよう。なお公平性を保ち先入観防止の観点からお店の名前は伏せておきますこと及びいただいた回答コメント承認とコメントへの返信は結果発表後とさせていただきますのでご了承願います。回答締切は1月22日水曜日20時00分としますよう❗️」
1番
(群馬県吾妻郡嬬恋村)
こちらは蕎麦屋さんではなく、実は割烹料理店であるお店のざるそばです。割烹料理店でありながら蕎麦が人気で、蕎麦屋さんの印象が濃いお店でもあります。ご先祖様は幕末期の豪商で、ここ上州や信州の特産品である「或るモノ」を海外に広める礎を築いた人物です。蘭学にも通じ、この近くに浅間山や白根山があることから「或るモノ」の製造にも携わって富を築きました。
今回の母ちゃんアンケートではお店の名前は伏せているのでご先祖様のお名前も現時点では伏せておきます。
さて、当時の上州や信州の特産品とは•••?
そして浅間山や白根山といえば•••?
2番
(長野県長野市)
こちらは蕎麦どころ信州でも最も知名度が高いといえるかもしれません。
写真の盛り方は『◯っ◯盛り』としてこの地域のお蕎麦の特徴的な盛り方ですが、その由来については諸説あります。代表的なのは有名な◯◯神社が合わせて五社から成っているから一人前はそれに因んで五つ盛ってあるのだとか•••。
3番
(長野県長野市)
こちらは同じ長野市でも某ビルに入っているお店のお蕎麦です。
個人的にはあまり行かない(蕎麦を食べたければ他に行きたいお店が近隣の信濃町や飯綱町にある)のですが、安価に済ませられる長野駅の立ち食い蕎麦が夜になって閉店してしまう時間帯に利用することはあります。量は多いです。よほどの大食いや食べ盛りの学生さんでなければ間違っても大盛は避けた方が賢明です(1kgあります)。
お酒も飲めるお店なので、出張帰りや旅行帰りに新幹線に乗る前に軽く引っ掛けて夕飯代わりに蕎麦を食べて•••という向きには重宝するかもしれませんね。
4番
(長野県上水内郡信濃町)
信濃町はお蕎麦が美味しいお店がいくつかありますが、こちらも人気店です。お昼どきは混むのでその時間帯を避けて行くことが多いです。なお、駅からはかなり遠く、こちらで蕎麦を食べるためだけに歩いていく距離ではないので車は必須です。
黒姫山の山麓にあるのですが、眺められるのは隣の新潟県側の妙高山。天候に恵まれれば秀麗な妙高山を真近に眺めながら食事を楽しめます。
5番
(新潟県妙高市)
こちらは古民家を改造したお蕎麦屋さんです。
雰囲気はいいのですが、注文してから提供されるまでの待ち時間が長いことが多いので、急ぎの方には向かないかもしれません。
長野県との県境にあるからなのか、信濃と越後が融合したような感じがするお蕎麦です(自分でもどのように表現すれば的確なのか言葉が見つかりません•••)。
6番
(長野県上水内郡信濃町)
駅そばです•••と言ってしまったらお店がわかってしまうのですが、国鉄時代からJR東日本時代、そして現在の鉄道運営会社しなの鉄道と、受け継がれてきたこちらの蕎麦スタンド•••一旦は閉店の憂き目に遭いながらも信濃町振興局の委託で復活して営業されています。鉄道利用者だけでなく、この駅に乗り入れる路線バスやタクシーの運転手さんや地元の方もよく食べにきているので長く続いてほしいお店です。メニューは変わってしまった(JR信越本線時代にあった野沢菜わさびそばが好きでした)のですが、特上は茹で時間が多くかかります。
7番
(長野県上水内郡飯綱町)
こちらも人気店です。お昼時にはけっこう混雑するお店で、旅行客だけでなく地元の方たちも多く来ています。
私はこちらでは辛味大根のもみじおろしで食べる「堅物おやじそば」か「野菜天ざる」を食べることが多いのですが、季節によっては野菜天ぷらにりんごを薄切りにした天ぷらがあって、これが甘酸っぱくて美味しいのです。お店の方に伺ったことがあるのですが、何とかという品種のりんごでなければ天ぷらには向いていないようです。品種名は忘れてしまいました。
信濃町や飯綱町など北信のお蕎麦屋さんでは漬物やそば団子が一緒に提供されるお店があるけれど、同じ長野県でも中信や南信ではどうなのかな?
8番
(長野県長野市)
長野駅コンコースにあります。駅そばだと店名がわかってしまうけれど嘘は書けませんから•••。
9番
(石川県金沢市)
こちらも利用者にはすぐにわかってしまうかもしれませんが、金沢駅にて•••。渦巻きの蒲鉾が北陸らしくていいですね。
10番
(山形県山形市)
山形市の山寺近くのお土産屋さんで食べました。駅に近い有名店らしきお店は雪の中で外待ち状態だったからこちらに入りました。
雪景色の山寺•••景色は美しかったけれど一番上まで往復したのは無謀でした。石段は雪がガチガチに凍っていて、とくに下りる時は危険です。おかげで真冬だというのに麓へたどり着いた時はダウンジャケットの下は汗びっしょりでした。
11番
(新潟県十日町市)
魚沼地域の名物といえば◯◯そばですね。つなぎに布海苔を使った喉越しのよいお蕎麦です。
昔は魚沼地域では山葵が育たなくて手に入らないから辛子を薬味に使っていたそうで、こちらのお店では山葵ではなく辛子でいただきます。
12番
(長野県長野市)
こちらは8番同様長野駅での駅そばですが、在来線6•7番線ホームにあるそばスタンドです。写真は私がよく食べる「ちくわ•ごぼう天そば」に玉子をトッピングしたものです。
13番
(新潟県上越市)
こちらは直江津駅構内•••といってもホームやコンコースにあるのではなく北口へ出て線路沿いにお店があります。
線路に面したカウンター席があるので、タイミングが良ければ直江津駅を発着する列車を眺めつつお蕎麦を食べることができます。写真は岩のりとスルメの天ぷら、玉子が入った謙信そばです。
直江津駅は国鉄時代から関東と日本海側を結ぶ信越本線と関西方面から新潟県を含む北陸地方を結ぶ北陸本線、さらには東北方面へと至る日本海縦貫線の要衝となるターミナル駅でしたが、北陸新幹線開業によりその役割を終えてJRから経営分離されたえちごトキめき鉄道の管理駅となっています。
駅そのものはかつての名残を残す規模の大きな駅ですが駅の供食設備はここしかなく、JR時代までは見られた名物駅弁「鱈めし」の立売りも見られなくなってしまったのは残念です。
14番
(山形県天童市)
こちらは山形県天童市の人気店。一味唐辛子を振りかけて食べます。
こちらのお店は十割蕎麦。つなぎを使わないとボソボソとなってしまうのが多いのですが、こちらは違うのです。
かつてこちらのお店の賄い食だった「鳥中華」が裏メニューとなり、現在ではお蕎麦と並ぶ人気メニューとなっていますが、本業であるお蕎麦をぜひ堪能していただきたいです。あっ、私は両方楽しみましたが•••。
「ご回答お待ちしておりますですよう♪」