前日までの好天とは打って変わり、天気予報通りの雨の朝を迎えました。11月17日•••40回目結婚記念日青森市で迎えました。

 青森県青森市の陸奥湾に突き出る夏泊半島の付け根部分にある浅虫温泉の旅館辰巳館で目覚めたときには雨が降り出していました。


 当初は早めにチェックアウトして八戸市の陸奥湊へ行って日曜朝市にでも行こうかと夫婦で話していたのですが、雨が降っていたので取りやめて(時間的にもあまりゆっくりできないこともありました)遅めにチェックアウトすることにして時間まで部屋でゆっくり過ごしました。

 しかし、チェックアウトする頃には雨は止んで重苦しい曇り空ながら結局この日は傘を使うことはありませんでした。まあ浅虫温泉駅までわずか数分とはいえ大きなキャリーバッグを転がして歩かなくてはならないので雨が止んだことは良かったのですが•••。 



 列車の時刻まで待合室で少し時間を過ごします。




 やってきた八戸行の普通列車は703系


 旧国鉄JR東日本東北本線だった青い森鉄道

 東北新幹線開業前の時代•••東北自動車道はまだ全線開通までしておらず、航空機移動は庶民にとって高嶺の花でしたから長距離移動の主役は鉄道。

 東京の上野駅からは東北•上信越•北陸方面への優等列車が分刻みで発車していましたが、上野発で初めて設定された特急列車が「はつかり」。機関車が牽引する客車時代、気動車時代を経て東北本線全線電化に伴い電車化され、昼間は座席車として夜は寝台車として上野〜青森間を昼夜問わずロングランする過酷な運用をこなす583系が導入され、のちには485系も戦列に加わりました。


 東北新幹線開業により北へ追いやられ、新幹線の延伸で姿を消して久しくなりますが、こうして前面を眺めるといまにも583系「はつかり」が長編成でカーブの向こうからやって来そうに思えてきます。


 クロスシートに座れたので晩秋の車窓の景色を動画で撮影しました。区間は狩場沢駅〜野辺地駅間です。5分ほどなので1分ずつ5分割して貼り付けました。







 八戸駅に到着しました。

 八戸線ホームに「列車全体がレストラン空間」の走るレストランTOHOKU EMOTIONが発車時刻を待っていました。

 本当はこの列車で久慈駅まで往復したかったのですが、次の目的地に着くのが遅くなってしまうので計画段階で断念しました。


 次回に続きます。