「父ちゃん、今回の母ちゃんクイズ『ここは何駅だえ?』の解答コメント締切時間となったが、結果集計はまとまったかえ?」


「まとまってるよ」


「ならばよし。正解発表としよう」


今回の出題記事はこちらです

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「今回の母ちゃんからの出題とヒントは以下の通りでした」


問題

「以下の写真は父ちゃん下手くそな腕前で撮影したものである。どこの駅の写真なのか駅名を解答せよ❗️

難易度★★★★


第1ヒント

「以下の動画で解答できればかなりの通かもしれませんね」


「もう少し写真を貼り付けてみましょう。光景は異なりますが、ほぼ同じ位置での撮影です。雪に埋もれた1枚目の写真は出題画像の写真と同じ日の撮影です。積雪が無い2枚目の写真には『26.7』と書かれた勾配標が写っています。この駅の駅名が解った方はこの勾配標の数字で答え合わせを先にしてみるのも良さそうです」




第2ヒント

第2ヒントでは出題駅がある路線の車窓風景や沿線風景の写真を貼り付けることにしましょう」



「山間部にあるこのあたり•••

になると木々は一度に花開かせます。また、多くの途中駅では線路脇やホームにをはじめとするさまざまな種類の樹木が植えられていて目を楽しませてくれます」



「多くの鉄道愛好者の方にはこれでこの路線が解ったかもしれませんね。そうすると

第1ヒントの写真は•••?」


「四季を通して風景の変化が楽しい路線です。撮影者が多く集まるのはやはり多くの花に彩られると山々が黄金色に輝くでしょうか•••」


「この春の写真は花満開といった感じですが、残念なことに曇天の訪問でした。記録を見ると、撮影は2019年の春です」

「曇天だったとはいえ、写真で見るよりは肉眼で見る花はまだ冬の名残が感じられる山々で華やかに美を競っているようでした」

「この路線•••古い木造駅舎や小さな木造待合室が残っている駅があれば、木造駅舎ながら重厚な内部を持つ駅があったりします」



第3ヒント




「父ちゃんは出題写真の駅に向かうのに

この駅で乗り換えたみたいですよう


「東京•浅草駅から東武鉄道伊勢崎線特急『りょうもう』は大半の列車が桐生線に入り群馬県みどり市の赤城駅までを結んでいます(一部は赤城駅には来ずに佐野線に入って葛生に向かう列車や途中の太田駅や館林駅止まりの列車も存在します)。赤城駅の手前の相老駅では第3セクターわたらせ渓谷鉄道(群馬県桐生市の桐生駅と栃木県日光市の足尾駅を結ぶ国鉄〜JR東日本•旧足尾線)と接続します(ダイヤ的には接続を考慮しているようには思えないですが•••)。

「相老駅で一旦改札を出て改めて出札窓口でわ鐵1日フリー乗車券を購入、一旦上り列車で桐生駅へ向かいます。下り列車はこの列車が桐生駅から折り返してくるまでやってこないからです。当日なら何度でも乗り降り自由で全区間何度も乗車できるフリー乗車券あればこその暇つぶし方法です」



「桐生駅に近づいてJR東日本両毛線と並行をはじめると211系電車が留置されていました。国鉄時代末期からJR初頭にかけて製造され、主に首都圏の東北本線や高崎線、東海道本線では首都圏から中京圏にかけて活躍した車両ですが、そのうちJR東日本所属の車両は耐寒耐雪改造を受けて高崎地区の信越本線•上越線•吾妻線•両毛線や長野地区の中央本線•篠ノ井線•大糸線などで活躍を続けています。私が訪問したこの時期はこの系列の電車の北関東•甲信地区向け改造の真っ最中で、改造待ちの車両が各地に疎開回送されて留置されている姿が見られました。ちなみに長野地区向けに改造された車両は帯の色をそれまでのオレンジと緑からライトブルーとライトグリーンに変更されており、首都圏では中央本線の立川駅まで顔を見せています」


「桐生駅で前橋•足尾方面を眺めます」


わたらせ渓谷鉄道は渡良瀬川上流部を川に沿って走ります」


第1ヒントで貼り付けた勾配標が夏草に埋もれています」

「こんな時は水鏡に映る列車の写真を撮りたいものです」


「途中の水沼駅では駅の温泉センターがあったのですが、運営会社の事業廃止により現在は休館中となっています。この路線に乗車する時の楽しみのひとつだっただけに再開されることを願います」



「移動の途中で風呂上がりの一杯♪•••鉄旅の醍醐味です」



「この写真だけはヒントに貼り付けていませんでしたが、夜これを撮影すると綺麗なんです」


こうべではありません。上から順にごうど•つうどう•まとうと読みます。前述のあいおいと併せて兵庫県の駅と間違える人がいるかもしれないなどと母ちゃんなりに引っ掛け問題を作ったつもりかもしれませんが、もちろんそんなトラップに引っ掛かる方はいませんでした」



第4ヒント

「ここでは出題写真の解答となる駅がある路線の中枢である駅周辺の秋の風景の散歩道をご覧いただきます」

秋の散歩道わたらせ渓谷鉄道の本社や車両基地のある中枢部である大間々駅から歩いて10分ほどの高津戸峡です。渡良瀬川が上流部から関東平野の中流部へと変わるあたりに位置する景勝地となっています」






「撮影は2020年11月22日•••いい夫婦の日にたまたま母ちゃんと休みが合ったので母ちゃんを引率してやってきた時の写真です


「思い出したよう❗️帰りにカレーうどんを食べたんだよう♪」


「外待ち30分、中に通されてから20分くらい待ったと記憶しています。それほどの人気店でしたが、調べてみると昨年(2023年)5月に惜しまれつつ閉店してしまったようですね」

「結局、ここに入ったのはこの時が最初で最後になっちまったよう❗️」



「食後は腹ごなしのために再び散歩です。ディーゼル機関車が休んでいました。元は国鉄の機関車であり、塗装も国鉄時代のオリジナルカラーです」


「踏切から撮影したこの路線の中枢駅構内です。左側は車両基地です」


大間々駅です。駅舎とは反対側からの撮影です」



「それではいよいよ正解発表ですよう♪」

正解発表





「正解はわたらせ渓谷鉄道の終点駅の間藤駅でしたよう♪」


「相老駅にて。この雪景色の写真を撮影したのは十数年前、関東地方に記録的な大雪が降った年でした。東京も道路は数日間マヒ状態といっていいほどの雪害に見舞われましたし、北関東では普段は雪があまり降らない平野部においても記録的な積雪となり、わたらせ渓谷鉄道も数日間運休に追い込まれました。訪れたのは運転再開初日でした」

「途中下車した上神梅(かみかんばい)駅の駅前で雪を片付ける女性•••『ここへ嫁に来てからこんなに降ったのは初めて』と仰っていました」


「群馬県は南部が関東平野に位置し、北部は太平洋側と日本海側を隔てる上信越国境の山岳地帯に位置します。長野県や新潟県との境にある標高の高いところでは積雪も多いですが、わたらせ渓谷鉄道沿線でも雪は積もることがあるものの、それほど多くはありません。この時以来、関東地方がこれほどの大雪に見舞われた記憶はありませんが、本当に影響が長く続いた雪害でした」


「今回は難しかったかもしれませんがご参加いただきありがとうございました。なおいただいた解答コメントの承認と返信は父ちゃんの仕事の都合で明日になると思います。次回のご参加もお待ちしておりますよう♪」