いでかない列車=急行列車ウリ(?)であるえちごトキめき鉄道観光急行列車「朝から夕まで455」•••本来の急行列車とは逆の意味を謳い文句としたこの列車、まず妙高はねうまラインを普通列車として直江津〜妙高高原間を往復、そして急行列車として日本海ひすいラインに入り直江津〜市振間を2往復します。


 急行としての時刻表のうえでの途中停車駅は糸魚川駅のみですが、途中の能生駅や名立駅、有間川駅での運転停車(通過扱いの駅で列車が停車する設定。通常の運転停車は単線区間における上下列車のすれ違いを行う設備がある駅や信号場で停車する場合やかつて多くの夜行列車が運転されていた時代はたとえ主要駅であっても有効時間帯から外れる深夜から未明にかけての時間帯は通過扱いとして乗務員交代や機関車の付け替え作業のために列車が停車はするけれどもちろん扉は開かず乗降はできない)が2往復中1往復半で設定されているところが観光列車らしいところ。しかも、途中下車など改札口から外に出ることは出来ないが、ホームに降りることはできます。


 急行1号では能生駅での運転停車時におけるホーム上での笹寿司の販売や指定席などの企画乗車券購入者に商品のひとつとして提供される蟹がたくさん入った運転停車釜飯など観光列車ならではの趣向も凝らされていますが、あくまでも国鉄時代の急行列車の残り香を楽しむのが主たる目的の列車であり、2号での名立駅、2往復目の3号での有間川駅での運転停車ではホームに降りて列車の撮影を楽しんだりホームから眺める風景を楽しむといった感じです。


 興味のない方からすれば朝から夕方まで同じところを行ったり来たりして8時間以上も費やすなんて馬鹿げたことに思われることでしょうが、こんな時間の使い方も贅沢なことです。


 この「急いで行かない列車」が最後の4号ではかつて国鉄時代に急行型車両だった頃の走りを彷彿とさせてくれます。

 市振から糸魚川間は普通列車として各駅に停車しますが、ラストスパートとなる糸魚川〜直江津間ではノンストップで、少年時代から大人になる頃までよくお世話になった国鉄の急行列車に乗っていた時の様子が脳裏に甦ります。


 以下の動画は順に筒石•名立•有間川•谷浜の各駅を通過する時の様子です。

 トンネル内の駅として人気の筒石駅、新幹線の駅のように通過線が設けられている名立駅、日本海が眺められる古い駅舎が魅力の有間川駅、ホームは反対側にあるので見えないが、海の家が建ち並ぶ谷浜海水浴場が見える谷浜駅(動画で歩行者用の跨線橋が出てくる手前が谷浜駅となります)の各駅を通過する急行列車の走りをお楽しみください。










なつかしの写真

 

 

 

 

 

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