米山三里とは新潟県上越市柿崎区と新潟県柏崎市鉢崎(現•米山町)の市境付近から新潟県柏崎市鯨波付近にかけての約12kmの区間にわたって続く峠道•••米山の山裾が日本海の海岸線に迫り出している険しい地形を縫うようにJR東日本信越本線や国道8号線、NEXCO東日本北陸自動車道が海岸線に出たり山裾をトンネルで貫いて通っています。
高い位置を通りトンネルだらけの北陸自動車道はともかく、信越本線の列車の車窓風景や国道を走らせる車のフロントガラスに広がる風景が好きで、若い頃から何度ここへ通ったか数知れないほどです。
夏の明るい空の青さを映す日本海の美しさ、日本海から連想される風雪と荒波という冬の顔はまたそれぞれ魅力的でありますが、もうひとつ日本海の魅力を象徴するものとして「日本海に沈む夕日」があります。
今回は過去記事で紹介した単に通過してしまうだけではもったいない米山三里の暮色を集めてみました。
なお、撮影年月日と掲載順は一致しません。冒頭の写真を含めて上越市柿崎区の竹鼻という地区から柏崎市の鯨波にかけて西から東へ順番に貼り付けています。
列車と夕日をいいタイミングで絡めるには早春の頃と初秋の限られた数日間、そして何よりも天候に恵まれるという幸運が重ならないと難しい部分もあります。まあ個人的に楽しむだけなので写真の出来映えなどは自分が満足できればいいのです。