「父ちゃん、今回の『母ちゃんクイズ』の正解発表の時間となったが、解答コメントの集計結果はまとまったかえ?」
「まとまったよ」
「それでよし。ならば正解発表としよう」
「かしこまりました」
というわけで、今回の母ちゃんからのクイズは以下の問題でした。
問題
「以下の写真を見てこの車両を運用する鉄道会社を答えよ❗️」
「そしてヒントは2回に分けてお出ししました」
ヒント
「以下の写真は解答となる出題写真の車両とは別会社の車両を集めたものですが、ある共通点があります。これが判れば正解への近道となるかもしれません」
JR東日本E129系
柏崎にて
JR東日本EV-E301系
滝にて
しなの鉄道SR-1系
妙高高原にて
JR東日本E235系
原宿〜渋谷にて
「ヒント画像として貼り付けた5枚の写真のある共通点というのは新時代のステンレス車体として株式会社総合車両製作所(J-TREC)のブランドであるsustina車体を採用していることです」
「総合車両製作所は東急車輛製造株式会社の全株式を親会社である東京急行電鉄(東急)から東日本旅客鉄道(JR東日本)に譲渡してJR東日本の100%子会社となったメーカーです。これに伴い国鉄時代からのJR東日本新津車両製作所を総合車両製作所と統合しています」
「父ちゃん、ここは朝のニュースや天気予報でよく映るところかえ?」
「そうだね。解答となる会社の牙城と言ってもいいかもしれない街だよ」
「多くの方にはもうお分かりかと思いますが、写真は東京•渋谷駅前です。渋谷は東急グループの牙城ともいえる街です」
「そして、こちらは全く違う街の写真ですが、解答となる鉄道会社の事実上の創業者が生まれた県の県庁所在地駅の駅前です。この画像の左側に解答となる会社のコーポレートマークが見えますが、お判りになるでしょうか?」
「拡大すると中央の照明が白く光っている向こう側に見えるよう❗️」
「撮影は長野県の県庁所在地駅長野駅の善光寺口駅前からの撮影でした」
「こちらの真ん中に輝いている照明の向こうに見えるのは百貨店のながの東急の看板です。東急グループのコーポレートマーク(楕円は地球を表し、その中に頭文字のTを図案化して入れ、下の3本線は太平洋•インド洋•大西洋を表して東急グループが世界的な企業となる願いが込められているということを何かの本で読んだ記憶があります)は鉄道やバスなど交通部門は赤色ですが、百貨店などの流通部門は青色となっています。そして東急グループの基盤を築いた事実上の創業者ともいえる五島慶太は長野県青木村出身。その縁なのか信州には東急グループ傘下の企業が多いです」
そして第3ヒントで並べた4つのキーワード。
前述した通り、小県郡青木村は長野県のほぼ中央部に位置する村で東急グループの事実上の創始者である五島慶太の出身地です。
田園都市と目黒蒲田は東急グループの母体のひとつとなった田園都市株式会社という戦前の不動産会社と目黒蒲田電鉄(のちの東急目蒲線、現在の目黒線および多摩川線)です。東京横浜は当時の東京横浜鉄道で現在の東急東横線です。これらを並べてみました。
正解発表
「出題した写真はSDGs(SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS =持続的開発目標)のラッピングが装飾されています。貼り付けられているステッカーの下部にはHANKYU×HANSHIN×TOKYUと書かれています。関西の阪急電鉄•阪神電気鉄道とのコラボレーションなのか、東急電鉄を含めた3社のアルファベットが書かれています」
「出題写真にはわざとHANSINの文字をチラ見せして加工するように父ちゃんに指示したんだけど誰も引っ掛からなくてちょっとつまんないよう」
「そういうことを言うんじゃありません」
「本当はこんな色の電車だよう❗️」
「出題した写真は東急電鉄田園都市線で運行されている東急2020系です。この車両は田園都市線から東京メトロ半蔵門線〜東武鉄道スカイツリーラインに乗り入れて伊勢崎線久喜、日光線南栗橋までを東京メトロや東武鉄道の車両とともにロングランしています」
東武鉄道小菅にて
以下の写真は東武鉄道曳舟駅での撮影です
「ということで、正解は東急電鉄でしたよう♪今回もご解答いただいたみなさま、ありがとうございました。コメントへの返信はGW期間中でも関係なく仕事している父ちゃんの仕事が終わったら忘れずにするように言いつけてあるので遅くなりますがお待ちくださいね〜❗️」