JAZZのスタンダード曲でBlue In Green(Bill Evans/Miles Davis)という有名なナンバーがありますが、ライターやのちに付けられた歌詞とは別に曲を聴いていて私が思い浮かべるのは夜明け前の静かな海•••。直訳して「緑の中の青」というタイトルからそう感じるのかもしれません。

 こんな風景•••いや、もう少し暗い朝か?

 撮影は神奈川県西部の東海道本線真鶴根府川付近の相模湾の風景です。上りの寝台特急「サンライズ出雲」乗車中の車窓からの撮影です。昨年2月20日早朝に撮影したものです。


 さて、そんな私が抱くこの曲に対する妄想から離れて、過去に撮影した鉄道写真からの写真を拾ってみました。

 天気に恵まれた日に敢えて列車を「脇役」に据えて意識して海岸のと海のを画にしてみたものです。

信越本線青海川〜鯨波

 陽光を浴びて鮮やかに浮かび上がる白い車体•••左奥のカーブから列車が顔を見せたところを撮影した方がより列車を目立たなくさせることができたのでしょうが、それだと写真に物語性が無くなってしまう気もして•••。

 もちろん、もっと列車を引きつけてから撮影するのが常道ではあります。



えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン

有間川〜谷浜

 こちらは旧北陸本線えちごトキめき鉄道日本海ひすいラインです。

 国鉄時代からJR時代には日本海縦貫線の一部として多くの特急列車や急行列車が往来していた路線でしたが、上越新幹線の開業や北陸新幹線の長野暫定開業などにより時代とともに役割を変えていきました。

 北陸新幹線金沢開業により第3セクター化されて優等列車は通らなくなり、現在では電化路線にもかかわらず単行または2両編成の気動車でのローカル列車ばかりです。

 撮影した日は標高が高い妙高高原付近では紅葉が美しかったのですが、海岸付近はまだ紅葉は始まってもいませんでした。

 どこか夏の名残を微かに残す風景の中を有間川駅を出た普通列車が谷浜駅へ向かっていますが、その姿がわかるでしょうか?



信越本線青海川

 青海川駅を俯瞰する高台から駅を通過していった特急「しらゆき4号」が駅西側のトンネルへと入ってゆくところです。



信越本線笠島

 信越本線笠島駅はトンネルとトンネルの間にあることや駅周辺道路の幅員が狭いため車で撮影に来ると笠島海水浴場脇の駐車場に車を止めて徒歩で急な坂道を上がっていく必要がありますが、私が好きな場所のひとつです。

 秋の優しい日差しに照らされた笠島の集落と日本海を俯瞰して通過してゆく特急列車を撮影した写真です。



信越本線青海川

 夕方の西日のために駅は黒く潰れてしまいましたが、観光列車の快速「越乃Shu*Kura」が停車しています。

 こちらは同じ場所で角度を変えた立ち位置から撮影しました。越乃Shu*Kura」はこの時刻になると逆光では目立ちませんが、白い貫通扉が見えるので列車がいることはお分かりになるかと思います。


 列車を脇役に据えたの中のい風景を貼り付けてみました。

なつかしの写真

 

 

 

 

 

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