「父ちゃん、今回の母ちゃんクイズ『これは何富士だえ?』の解答締切となった。正解発表を始めるとしよう」
「かしこまりました」
今回の「母ちゃんクイズ」のお題は以下のような夫婦の会話から始まりました。
「父ちゃん、今回の『母ちゃんクイズ』は久しぶりにテツから離れて山のクイズにしよう♪」
「と言うと•••?」
「わが国において誰でも知っていて日本一の山といえば静岡県と山梨県に跨る富士山である」
「もちろん」
富士山
「そこでだ❗️全国には『地域富士』と称せられている山がある。例えば鳥取県の大山(だいせん)であれば『伯耆富士』というように『◯◯富士』というように本来の山の名前とは別に昔の旧国名や地域の名前を冠した『◯◯富士』がある」
「なるほど•••どういう問題を出すのかわかってきたぞ」
問題
「以下の5点の写真を見てそれぞれ山の名前と◯◯富士なのかを答えよ❗️」
解答例
「例えばこの0番の山の写真の答えを解答するとすれば•••」
0番
0番「三上山•近江富士」
「というようにご解答くださいよう❗️」
「というわけで、ヒントとして加えた文を解説風に変えて正解発表をしていきましょう」
正解発表
①番
黒姫山•信濃富士
(長野県上水内郡信濃町)
湖に映る黒姫山は⑤番の山と県境を挟んで並んで鎮座しています。「妙高戸隠連山国立公園」の中に位置する標高2,053mの成層火山です。
飯縄(飯綱)•戸隠•斑尾•妙高(妙高山だけは新潟県側の山)とともに長野県北部に位置する「北信五岳」に数えられている山です。
手前の湖は野尻湖です。冬になると氷が張るのはもちろんですが、早春にかけて水位が下り湖底が現れてナウマン象やオオツノシカなどの化石や原人の石器などの発掘が行われていた時代もありました。
②番
磐梯山•会津富士
(福島県耶麻郡猪苗代町•磐梯町•北塩原村)
磐梯山も湖(猪苗代湖)を隔てて眺めることができます。1,816mの成層火山です。
朝寝朝酒朝湯が好きで•••といえばこれが過ぎて身上を潰したと言われる架空の人物小原庄助です。民謡「会津磐梯山」にも登場します。
他には現在の千円札に描かれている野口英世は麓の猪苗代出身です。
③番
岩木山•津軽富士
(青森県弘前市•西津軽郡鯵ヶ沢町)
岩木山は標高1,625mの成層火山で青森県最高峰です。麓の津軽平野はりんご園が広がり、青森県はりんごの生産量日本一です。
わさおは「ブサカワ犬」として大人気となった秋田犬で、鯵ヶ沢町のシンボル的存在でした。アート田圃で有名な南津軽郡田舎館村は岩木山の山域には含まれませんが、岩木山は津軽地方の象徴ともいえる山です。
④番
岩手山•岩手富士
※南部富士、南部片富士も可
(岩手県八幡平市•滝沢市•岩手郡雫石町)
若い頃にこの地方を訪れた時に
(この山はどこからでも眺められるんだなぁ)
という印象を持ったことを覚えています。この岩手山は標高2,038mの成層火山。
わんこそばや冷麺といえば岩手県が有名ですね。
⑤番
妙高山•越後富士
(新潟県妙高市)
麓はウインタースポーツや温泉、夏は避暑地として親しまれています。
古くは越の中山と呼ばれ、その後は名香(なか)山という字が当てられるようになり、みょうこうさんに転訛して妙高山となっています。標高2,454mの成層火山です。
①番の黒姫山のところでも触れましたが、妙高戸隠連山国立公園の域内に含まれており、新潟県側の山でありながら長野県側の北信五岳にも名を連ねています。黒姫山とは県境を挟んで並んでいます。さらに火打山•焼山とともに新潟県側の頚城三山にも数えられており、火山活動を続けている焼山とともに活動を休止しているとはいえ新潟県で活火山とされています。
「ということですよう♪ご多忙にもかかわらずご解答コメントありがとうございました」






