金沢まで緊急支援物資を輸送して金沢の営業所で仮眠後の復路の荷物は無しで空車で東京へ戻りました。

 仮眠室で目が覚めてスマホをチェックすると母ちゃんからのLINEが入っていました。


「父ちゃん、今朝無事に生まれて母子ともに健康らしいよう」


(おっ❗️無事に生まれたか)


 息子の嫁のお腹に宿っていた新たな生命が無事に誕生したとの知らせでした。息子からも赤ちゃんの写真が送られてきました。

 予定日は2月だったけれど早まる可能性は聞いていましたが、まさか1月上旬に生まれるとはずいぶん早かった出産だったけれど母子ともに健康との知らせに一安心しました。


 先日還暦を迎えた私ですが、間を置かずに「おじいちゃん」となりました。

 震災に見舞われて大変なことになっている北陸地方に緊急支援物資を届けた直後に届いた嬉しい知らせは複雑な気分なのですが、それはそれとして素直に初孫の誕生を喜びたいと思います。

 今回の震災はもちろん、海外に目を向けると終わらない紛争や戦争により多くの罪のない善良な市民が生命を奪われているという時に生まれた初孫•••無事に生命を授かった幸運を大切にして成長してもらいたいものです。


 さて、今回の緊急支援物資輸送は上部からの指示だったので、部下のドライバーとのツーマン運行で金沢まで行ってきましたが、復路は仮眠後の15時半過ぎに金沢を出発しました。

 昨日の北陸地方はこの時期とは思えないような晴天で暖かな日でした。

 勇壮な全容を見せてくれた白銀の立山連峰が夕映えで淡く朱色に染まる姿を眺めつつハンドルを握って北陸自動車道を東へと向かいました。

 富山県を抜けて新潟県に入る頃には周囲は闇に包まれてしまいましたが、異常なほどの暖冬のおかげで雪も無く快調に走ることができました。

 上越JCTから上信越自動車道に入って関東へ向かって南下•••新潟県妙高市の新井パーキングエリアに入って隣接する国道18号線の「道の駅•あらい」の「食堂•ミサ」で夕食です。



 私はここの肉野菜炒め定食が好きなのですが、今回は塩ラーメンと半チャーハンセットにしました。


 更埴JCTを過ぎて千曲川さかきパーキングエリアで部下とチェンジして助手席へ移り、あとは東京まで止まらずに23時半頃に会社に着きました。


 今日から日本海側は雨や雪が続く予報•••甚大な災害に見舞われている奥能登方面を中心に現在も懸命な救助活動が続けられていますが、道路の崩落や陥没などで救助や支援物資の輸送が捗らず、毎日犠牲者の数が増え続けている現状•••多くの行方不明者の数も発表されていますが、旅行者までは確認されているのかどうか•••海外から観光で旅行を楽しむために来ていた外国人旅行客の方々は異国の地での被災に大きな不安に包まれているのではないかと察します。

 多くの命が助けられることを祈るばかりです。