JR東日本五能線の旅はこの路線の終点である川部駅で終わった。
ただ、列車自体はこの先奥羽本線に入って青森駅まで向かうのでこのまま乗車を続ける。
快速「リゾートしらかみ」は下りの1号•5号と上りの2号•4号は秋田〜青森間の運転、下りの3号と上りの6号は秋田〜弘前間の運転だ。
その経路は秋田側から見て秋田〜奥羽本線〜東能代〜五能線〜川部〜奥羽本線〜弘前〜川部〜青森という経路で運転される。
川部駅を2回通るのは一旦弘前駅まで行って引き返してくるからだ。
五能線は秋田県の東能代駅では奥羽本線の青森方面を向いたかたちで合流する。そして青森県の川部駅にも青森方面を向いたかたちで奥羽本線に合流する。
国鉄時代には原則として東京駅を起点として西日本方面へ向かう側の先頭車両から1号車•2号車•3号車•••というように号車番号が付番されてきた。
例えば東海道新幹線なら東京方が16号車で新大阪方が1号車だ。JRとなってからはこの原則が崩れて逆向きに号車番号が付番されている路線もあるが、今も多くの路線でこの原則が維持されている。
そして東京から東北•北陸•上信越•中央線方面の列車は東京駅の北側からやってくるので東京駅に到着した時に西日本方面へ向かう東海道線の列車と号車番号が揃うように東京方に1号車、青森や金沢方面へ向かう側の先頭車両が12号車というように付番されている。
快速「リゾートしらかみ」もこの原則により秋田駅発車時点では4号車が先頭で1号車が最後尾となるが、東能代駅で五能線に入るときは前述した東能代駅の構内の配線構造の関係で編成が逆向きになるのだ。そして川部駅でもいったん弘前駅との間を往復する時に編成の向きが逆転するのだ。
グループ旅行や家族旅行に向いているセミコンパートメント車両。
通路側の窓の下には路線図のイラスト。
一般車両と違ってリクライニング機能の無いシートだが座り心地はどうなんだろう?
グループ旅行には向いているとは思うが、多分お酒が入っていると思われるグループの会話がかなり煩かったので静かに旅をしたい向きにはおすすめできないかもしれない。以前、東武鉄道のスペーシアの個室に乗車した時にやはり大声で騒いでいるグループがいて煩わしかった記憶がある。
デッキ上部にも路線図。
逆向きとなって弘前駅へと向かう。
弘前駅に到着する。
次回に続きます。