列車が写っていない鉄風景です。


 かつて線路が通っていた道路です。県境を跨いで土木学術的に大変価値のある隧道が3ヶ所あるのですが、美しく保全され、生活道路として利用されているのはここだけなのが残念です。



 開業以来、私が21歳の時に別の場所に移転するまではスイッチバック駅でした。かなり荒れ果ててはいるものの、あれから38年が経過した今でもホームが残り、錆びた駅名標に書かれた文字はなんとか読み取ることができます。

 昭和40年代の後半•••小学3年生のときにこの駅で下車してバスに乗り換えて遊園地に連れて行ってもらった思い出の中に残るのは、乗ったバスが女性車掌(バスガール)付きの古いバスだったこと、そしてスイッチバックして列車がホームに進入してきた光景です。都落ちしてきたスカ色の70系電車の新天地となっていた時代です。


 駅前から急な坂道を歩いて登る途中でのヒトコマです。

 夕日を背中にしてトンネルから飛び出してくる列車を狙った方が列車自体は美しく撮れるのでしょうが、列車は黒く潰れてしまっても日本海に沈む夕日と絡めたいという欲に負けてトンネルの上まで坂道を登り続けてしまうのです。



 ローカル私鉄の途中駅ではあるものの、車両基地や検修庫などがあるのでたくさんの線路がある様子を駅西側の踏切から撮影しました。

 画像右奥方向へ歩いて駅前を過ぎて少しのところには検修庫があり、眺めているだけでも楽しい古い車両が見られることもあります。


 もう冬支度に追われ始めている雪国の晩秋の風景はなぜか好きでして、紅葉もとっくに終わってしまって誰も振り返る人がいなくなってしまった一抹の寂しさのような写真を記録することも無意識ですがおそらく好きなのでしょう。

 今年はこの期に及んで未だに夏日となる地域が関東以西では多いですが、冬はどうなるのか•••。




最近撮った写真は

 

 

 

 

 

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