「父ちゃん、ちょっと来なッ❗️」
「なんだよう•••」
母ちゃんのところへ行くと、居間の畳の上でゴロゴロしながらスマホで私の記事を検閲していたようです。
「『なんだよう』じゃないッ」
「何を怒ってるんだ?」
「この『10月5日の徘徊録』ってのはなんだえ?特急で直江津から柏崎まで行ったかと思うとすぐにまた特急でUターンしたのかえ?」
「行ったらちゃんと戻ってこなくちゃならないじゃないか」
「そんなことじゃないッ❗️ダラダラと走ってる列車の車窓からの動画を貼り付けて記事を連載して柏崎に着いてやっと終わりかと思ったらまた同じような動画を貼り付ける気かえ?」
「そんな言い方はないじゃないか❗️」
「柏崎で市内観光もしないですぐに引き返すヤツがあるかえ?お金が勿体ないじゃないかッ」
「むむぅ•••」
と、母ちゃんに怒られつつも記事を続けましょう。
柏崎駅を出た列車は海岸から離れたところでは速度を上げている状態です。
しかし、次の鯨波駅に停車するんじゃないかと思うほど減速して鯨波駅構内にさしかかります。ここからは海岸線が続くので強風のため最徐行します。