「父ちゃん、今回の『母ちゃんクイズ』の解答結果の集計は終わったかえ?」
「結局0人だよ」
「うみゅみゅみゅみゅ〜」
「そんなに怒るんじゃありません」
「世間の『テツ』は何してるんだえ❗️」
「と言うわけで、今回のクイズは以下の問題です」
「父ちゃん、今週の『母ちゃんクイズ』の問題作りをするから父ちゃんのスマホに保存してある写真を見せておくれよう❗️」
「ほら、適当に選びな❗️」
と、私のスマホを母ちゃんに手渡すと
「なんか投げやりな態度じゃないかえ?」
「いや、そんなことはないぞ」
「うんにゃ•••そんなことある❗️」
「わかったから早く写真を決めてさっさと問題作りに入りなさい」
母ちゃんを諭しました。
「よし、コレにしよう♪父ちゃん、ちょっと協力しておくれよう❗️」
「ん〜?」
「これを○△□◇しておくれよう❗️」
「こんな感じでいいのか?」
「それでよし。褒めてつかわす」
「••••••」
「よし。それでは出題しよう」
問題
「これは何だえ?」
「トンネルの出口かな?」
「トンネルから出たら下に落っこちまうのかえ?」
「今回の解答は2つあります。というわけで『○○と□□』というようにお答えください。以下に解答例を示しますので参考にしてみてください」
解答例
「建設中のトンネルと法面」
「啄木鳥が開けた穴と家の壁」
「以上の解答例のようなご解答をお願いします」
「解答締切は明日(9月30日土曜日)の20時とする❗️いつものようにこの父ちゃんブログへのコメントまたはメッセージにてご解答いただきたい(400字詰原稿用紙1枚以内)❗️なお、いただいたコメントの公開と返信は正解発表以後となることを了解すること」
「か、母ちゃん❗️頼むからおれのブログを使って上から目線でモノを言うのはやめておくれ」
「あはは♪」
「それではヒントとして動画と画像を貼り付けましょう」
ヒント
「屋根の上に着目していただきましょう」
「なるほど•••『テツ』のみなさんならこれでピンとくるかもしれないよう❗️」
というヒントも空しく•••今回は難問だったかもしれません。
正解発表
「黄色い丸で囲ってあるところをご覧になってくださいよう」
「これをドアップにしたのが出題した画像です」
「この屋根の上に付いている赤丸で囲ってあるのは何だえ?」
「円筒状のカバーの中にAW(Air whisler )2形という空気笛が収納されているんだ」
「何だえ、それは•••」
「画像は国鉄型車両なんだけど、よくプアーンと聞こえる警笛は趣味的にはタイフォンと呼ばれるAW5形で、これは車両前面や運転台部分の床下にラッパのような形状のものが収納されていることが多いんだけど、屋根の上に取り付けられていることが多いAW2形はピィーッという甲高い音を出す警笛で雪の中でも音がよく通るから寒冷地や豪雪地帯を走る車両に取り付けられていることが多いんだ」
「ふむふむ•••」
「車両によってタイフォンが取り付けられている位置はさまざまだけど、国鉄特急型電車の貫通形以降の車両はAW5形はライトの上に付いているのが一般的だったんだよ」
「緑で囲ってあるのは何だえ?」
「これはかつて常磐線や九州地区で走っていた国鉄型の415系なんだけど、屋上の円錐形の基台から出ている逆L字型の黒い棒のようなものは電化方式が交流区間となっているところで架線に流れる電圧を検知するアンテナで静電アンテナなどと呼ばれているんだ。アンテナの形状も棒状のものや板状のものなどがあるんだ。国鉄型在来線用交直両用電車の屋上ではこの静電アンテナが目立っていて、棒状のアンテナの基台にはこのような円錐形のものや角形のものが見られたんだよ」
「板状のアンテナは新幹線や在来線では主に貫通形以降の交直両用特急型車両に採用されていたんだ」
「ふむふむ•••」
「ヒントの動画で列車の室内灯が一時消えたのは直流区間と交流区間を接続するデッドセクション(電気が流れていない死電区間)を通過している時なんだ。このデッドセクションを通過中に車両側では交流/直流の切替が行われたいるんだよ」
「なんだかよくわからないけどふむふむ•••」
「最初のヒント動画でトンネル出口手前で列車が警笛を鳴らしているんだけど、その時にプアーンというタイフォンの音と一緒に聞こえるピィーッという音が屋根の上に取り付けられているAW2形の音なんだよ」
「ということで、正解は静電アンテナの基台と空気笛カバーということになります」
「国鉄交直両用急行型電車の寒冷地対応仕様の車両にはアンテナの基台にAW2形空気笛が内蔵されているタイプをよく見かけました」
「というわけで今回は•••」
全員失格❗️
「父ちゃん、今回は難し過ぎたかのう•••」
「あまりにもマニアックすぎたな•••」