やっと朝晩は秋めいてきましたね。


 今年の夏は本当に異常なほどの暑さが長く続きました。暑いのが苦手な私にとってやっと待ち侘びた秋がやってきます。

 とはいえ、我が国の四季折々の美しい風景は世界に誇るべきものであると思っていますから、暑いのが苦手とは言っても景色は好きなのです。

 夏•••といってもどこからどこまでが夏なのかは捉え方が人それぞれだと思います。

 私なりの解釈では田圃に水が引き入れられる光景が見られるようになる頃から金木犀の香りが漂うまでが夏と思っています。だからもちろん地域差はあって、北へ行くほど夏が短いということになるかもしれません。

 今年は山の残雪が消えるのも早かったです。

 関東以西では木々の色が若葉のそれから濃緑変わる頃、北陸以北では漸く初夏の匂いに包まれます。

 雪国の鮮やかな春色も初夏の訪れとともにだんだん空の色が白けてくる日が多くなってきます。

 水が引き入れられたばかりの頃はまだ濁っていた水も日毎に清廉さを増していって美しい水鏡となって目を楽しませてくれます。私の定義の中の夏のうちではいちばん好きな景色が広がります。


 苗が育つにしたがって水鏡はまた来年のお楽しみとなってしまいますが、緑の濃淡が鮮やかに映えるのが目を楽しませてくれます。



 春夏秋冬•••大きく分けて四季というものが存在するわけですが、日々の風景を眺めていると夏ひとつとっても変化の度合いが速いことに気付かされます。日の出や日の入りを見ているだけでもそれを感じます。体感的には感じなくても景色の移り変わりに地球の自転や公転の速さを思うのです。

 海に沈む夕日を狙って足を運んでも、わずかな日数の違いで印象は全く異なってきます。この写真の撮影は7月下旬のことでした。


 さて、先月は既に記事を公開済みですが九州は熊本まで出かけてきました。

 観光目的の旅行ではありませんでしたが、短い滞在時間の中で少しは観光も楽しみました。

 今更ながら•••初めての九州新幹線。


 宿泊したホテルが熊本市の中心部だったので市電に乗車することもできました。


 豊肥本線の宮地駅。せっかくの九州でしたがスケジュールの関係でのんびり豊肥本線の旅を楽しむことはできずに熊本市内からレンタカーで往復。目的地の最寄駅である宮地駅だけでも撮影しました。

 阿蘇神社にも訪れました。今年は年明けから三嶋大社に始まって出雲大社、そして阿蘇神社と由緒ある神社を参拝する機会にも恵まれています。


 ちょうど火の国まつりの開催日と重なりました。「おてもやん総踊り」も見物できました。

 連結天守が魅力的な熊本城を訪れたのは小学五年生の夏休みの時以来だから48年ぶりです。

 九州で鉄旅を楽しむ時間はありませんでしたが、地方色豊かな車両を写真として記録することはできました。

 狭い島国ですが、日没の時間が関東よりもかなり遅く感じられました。19時でもかなり明るい•••思えば小学生時代までを過ごした広島県でもそうでした。



 9月に入ってもまだ厳しい暑さが続く中、新潟県十日町市まで「へぎそば」を食べにドライブしてきました。この喉ごしのよさは暑い夏にはとでも心地よく感じられます。


 十日町から柏崎へ抜けて日没を待ちます。

 9月上旬は柏崎市付近での日没時間と列車の通過時間が合っているので足を運んでしまうことが多いのですが、わずかな日にちの違いで夕日の高さも異なりますから候補の場所を考えるのが楽しい時間であったりもします。

 翌々日は先日まで長々とシリーズでアップしていた「8時間40分の鉄旅」で乗車したこの観光急行列車の旅を楽しみました。

 妙高高原駅の青空は高く感じるところもあって、夏と秋のせめぎ合いにも見えました。

 車窓から撮影した信越地方の高原の色は夏から秋へと移り変わり始めていました。


 日本海沿岸ではまだ夏の余韻が濃く残っていましたが、あれから早いものでもう半月以上が経過しました。このあたりもあれから季節が進んでいることでしょうね。



心が落ち着ける場所はどこ?

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 畳の上に大の字で寝そべっている時•••(笑)
 カーペットの上とかソファーとかベッドはダメなんです。やはり畳じゃないと•••。
 だから寝るのも畳に布団を敷くのでないとダメなんです。東京の家でも長野の家でもどちらも畳に布団を敷いて寝ています。
 プライベートで旅行に行く時の宿泊先の旅館も畳に布団を敷くスタイルの宿を選びます。


 まあ寝る時間がいちばん落ち着くという方が多いと思いますので別のもので思い浮かべると、私にとっていちばん落ち着くのは•••。

といったところです。これからの季節が四季のうちでいちばん好きな季節です。身も心も染まってしまいそうな秋景色の中がいちばん落ち着く場所です。