前回の続きです。
8時間40分の鉄旅•••ここまで直江津〜快速〜妙高高原〜快速〜直江津〜急行1号〜市振〜急行2号〜直江津という行程を乗り潰してきました。
折り返しの整備時間により発車時刻までの間が30分ほどあるので再び直江津駅構内を徘徊します。
北口へ出るとフェンス越しにえちごトキめき鉄道の車両基地が眺められます。手前の線路はJR東日本信越本線の線路です。
JR東日本新潟支社管内を走るE129系が憩う姿も見えます。もともと国鉄時代からある施設でJRの直江津運輸区だったところなのでE129系が停車している姿には何の違和感もありません。
ホームへ戻ってくると先刻糸魚川駅で見かけたトキ鉄の看板列車「雪月花」が折り返しできて到着していました。
そこへJR東日本信越本線の特急「しらゆき6号」が新潟からやってきました。
「しらゆき6号」は直江津から妙高はねうまラインに乗り入れて上越妙高まで向かいます。
「しらゆき6号」が発車していきます。
特急「しらゆき」は北陸新幹線が長野〜金沢間延伸開業した時に誕生した列車です。
それまで金沢〜新潟間を走っていた特急「北越」の運転区間のうち金沢〜直江津間を廃止して列車名も新たに生まれ変わったとも言えますが、直江津には新幹線の駅は無いので同じ上越市にある上越妙高駅で新幹線と接続し、金沢•富山方面と長岡•新潟方面を連絡する列車となっています。
かつての直江津駅は信越本線と北陸本線のジャンクションであり、東京の上野駅からやってくる夕と列車の終着駅、さらに北陸方面へ足を延ばす列車、そして関西から北陸•東北を結ぶ日本海縦貫線の中でもかなり重要な位置付けのある駅でした。行き交う優等列車も多く、この駅を時刻表のうえで通過扱いとしていたのは有効時間帯から外れる下りの寝台特急「北陸」(上りは停車)1本だけでした。
1番線「朝から夕まで455」、2番線「雪月花」、3番線「しらゆき」と、現在の直江津駅を象徴する役者が並びました。実はこの時には4番線と5番線には妙高はねうまラインのET127系も並んでていしゃしていて、車両自体は変化してもかつての直江津駅の賑わいを彷彿とさせるような光景に触れることができました(6番線には列車がいたかどうかまでは未確認です。いたとするなら全部のホームが埋まっていたことになります)。