市振駅で折り返します。今度は先頭はクハ413-6が先頭に立ちます。
足回りや屋上機器などはほぼ種車の急行型電車からの流用品で、車体を新製した近郊型タイプ(前後の扉をやや中央寄りに寄せて両開きとした)に載せて替えて413系を名乗った車両ですが、元を辿ればこちらもれっきとした急行型電車を出自としています。
同じような改造は東北地区や九州地区向けに交流車両に限定した717系があります。北陸地区は西は滋賀県の坂田〜田村間、東は糸魚川〜梶屋敷間に介在する直流電化区間とのデッドセクションがあるために交直両用とした413系となりました(なお、米原側はJRとなってからまず田村〜長浜間が直流化され、のちに長浜〜敦賀間も直流に切り替えられたため敦賀以南では関西地区と直通する新快速も運転されています)。
市振駅で折り返しなので、動画は前回までと逆向きの動きになります。
糸魚川駅到着までの17分間近い動画を1分刻みで貼り付けていますが、お時間が許すようであればトンネル内で聞こえてくる前寄りの3号車•2号車の413系モハユニットの国鉄急行型電車のモーター音やところどころ景色の良いところで速度を落としてくれるサービス、この車両が本来の急行列車として現役で駆け回っていた昭和の良き時代を懐かしみつつ(若い方は想像していただいて•••)お楽しみいただければと思います。
なお、親不知付近で洞門のようになっているところを通過しますが、その付近は北陸本線複線電化時において下り線をそのまま旧線から転用した部分ですので前回の同じ区間と車窓風景が違っていたりするのも楽しめると思います。