今回乗車した列車はえちごトキめき鉄道「朝から夕まで455」という旅行商品の企画列車で、この列車への乗車記はアメブロのみならず多くの方がSNSなどで紹介されているので、観光列車としての評価や料金に含まれているサービスについては触れることはあっても評価などはなるべく避けて純粋な「まるで子供のような」視点と画像でアップしていこうと思っています。


 そもそもなぜこの列車に乗車しようという気になったのか•••?

 信越国境には月に一度は来ており、えちごトキめき鉄道にも乗車することは少なくはないのですが、観光列車については「雪月花」はもちろん、この国鉄急行型車両を使った455シリーズにも乗車したことはありませんでした。

 トキ鉄に限らず全国的にこのような観光列車が運転されるのは当然土休日が中心•••土休日に自分の休みがなかなか当たらない私にとって年次有給休暇を予め取って予定しない限りなかなか乗車機会に恵まれず、たまたま運転日と自分の休日が合った時には沿線に出かけて写真を撮るくらいのことしかしていませんでした。

 だからたまたま運転日に自分の休日が合った時には沿線に出かけていって沿線風景と絡めて写真を撮ることくらいしかしてきませんでした。

 えちごトキめき鉄道北陸本線を中心にローカル輸送で使われていたクハ455-701+モハ412-6+クモハ413-6を数年前に購入してからも乗車したことはありませんでした。前述の理由もあったし、この編成を含めてクハ455-702を連結した413系ユニットという同じような編成は北陸本線でさんざん乗車していたので、わざわざ休暇を取ってまで予約したことがなかったのです。

 えちごトキめき鉄道の観光列車としてのもうひとつの看板列車である雪月花のように新造された豪華な観光列車ではなく、この車両の出自である交直流両用急行型電車の塗装を復元したことや数少なくなったMT54形主電動機のモーター音など懐かしさを感じることはあっても、それなら沿線でこの列車がほぼ必ずタイフォン(警笛)を鳴らす場所で懐かしのカラーを纏ってMT54形主電動機のモーター音を高らかに唸らせながら通過してゆく姿をスマホで簡単にでも記録しておきたかったというのがこの列車への乗車を阻んでいたのかもしれません。

 また、季節を選んで天候さえ恵まれればわざわざ観光列車に乗車せず一般の普通列車に乗車したってトキ鉄が誇る沿線の美しい風景を堪能できることを知っていたからかもしれません。


 そんな私が今回「朝から夕まで455」に乗車することを得たキッカケは、多くの観光列車についての記事を発信されていていつも楽しみに記事を拝見させていただいている「はやぶさこまち」さんからの「○月○日にこの列車の指定席○番○席に乗車しますよ」
とのお声掛けを頂いたことからでした。
 彼の記事は全国の観光列車に乗車した体験に基づく内容でいつも羨望のまなざしで記事を拝見しておりましたし、私が母ちゃんに強要されてアップしている「母ちゃんクイズ」にも時々解答コメントを寄せて頂いておりました。しかし、お会いしたことはなかったので当日は直江津駅にでも行ってご挨拶でもさせていただこうかと思っていました。

 この列車の運転日の数日前•••長野へ向かう前に3ヶ月に1度の病院での診察を待っている時に何気なくダメ元でスマホでネット予約を開いてみたら指定席にはまだ空席が残っており、即座に仮予約してクレジットカード払い(仮予約から2時間以内)にて予約が確定したのでその旨を「はやぶさこまち」さんにお知らせして当日を楽しみに過ごしておりました。

 乗車には列車の予約と乗車前にこのホリデーツアーパスの購入が必要となります(普通乗車券や他のフリーきっぷは使用できません)。また、乗車当日に主要駅の切符売場の窓口で発車10分前までに予約番号と名前を告げて急行券を受け取る必要があるので少し早めに直江津駅に着くように長野の家を出て車で直江津駅へと向かったわけです。


 この観光列車の行程はまず平日の定期普通列車のダイヤで妙高はねうまライン直江津〜妙高高原間を快速として往復(北新井駅のみ通過)、その後は観光急行として日本海ひすいライン直江津〜市振間を2往復というもの。前述の手続きをしておけば糸魚川駅や上越妙高駅、妙高高原駅など一部主要駅からの乗車もできますし、行程の途中で直江津駅や糸魚川駅などで旅行を打ち切ることも可能です。


 次回からはいつもの私の徘徊録となります。