数日前までの信越地方は週末まで傘マークが並ぶ週間天気予報だった。

 せっかく4日間の休暇となったのだから

(天気予報がハズレてくれないものだろうか•••)

などと、自分都合の勝手で淡い願いが通じたのかどうかはわからないが、一昨日こそ夕方まで雨が降っていたものの昨日は晴れてくれた。


 スッキリとした快晴とはいかないものの、雲は少し多めながらも青空が広がってくれたし、内陸部の魚沼地域はけっこう暑かった。

 津南にあるモノを買いに行って十日町でへぎそばを食べたところまでは昨夜アップした記事で述べたが、それから魚沼丘陵を超えて柏崎の鯨波で日本海側に出て国道8号線を西へ車を走らせた。

 青梅川や笠島で道草をしながらいったん上越の直江津駅まで向かった。

 目的は直江津駅の駅弁である駅前のホテル•ハイマートの鱈めしでも久しぶりに購入して夕飯にでもしようかと思ったからだ。

 直江津駅の南口駐車場に車を止めてこの駅のシンボルのひとつでもある丸窓が並ぶ南北自由通路を渡ってハイマートに行ってみたが•••。

「本日は完売いたしました」

との札が掛けられていた。残念•••。

 直江津駅ではえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインを走るET127系の増結作業が行われていた。


 南北自由通路から眺める新潟方面。


 こちらは富山方面。

 ちょうど直江津駅付近を境に空は対照的な表情を見せていた。

 

 少し時間を潰したので再び車に戻って国道8号線を長岡方面へ引き返す。

 私が本来戻らなくてはならないのは直江津からだと国道18号線の長野方面だが、なぜ国道8号線を再び引き返したのかといえば

(日本海に沈む夕日と列車を絡めて撮影)

したかったからという他愛もない理由。

 せっかく天気予報がハズレてくれたのだし、ちょうど今の時期であれば夕日と列車の通過時刻のタイミングが合うのだ。



 西の空はいい感じに黄金色に染まり始めていた。



 少し早く着いたので海水浴場の駐車場から海を撮影したりして時間調整をした。


 列車の通過時刻が近づいたので2〜3分前にめざすポイントに着くように見計らって歩く。地元の方の生活道路なのだから長居して迷惑にならないようにギリギリに着くように気をつけている。この辺りは山が海岸線に迫っているので急で細い坂道を登っていかなくてはならない。


 まず狙うのは上り貨物列車。後追いでの撮影となるが、旅客列車が短編成となってしまった地方の路線では長編成の貨物列車が通過してゆくのは眺めていて楽しい。



 数分後に下りの特急「しらゆき7号」がやってくる。

 この場所で夕日とこの列車のタイミングが合う時に撮ったのは初めてだった。


 ちなみに列車で撮影に来るとこの2つの列車を撮影して笠島駅に戻ると上りの普通列車直江津行には間に合わない。ただ、30分ほどしたら次の列車がくるのでホームから日本海に沈む夕日を眺めていればあっという間に時間は経過するはず。下りの長岡行には余裕で間に合うので慌てる必要はない。



 完璧な理想通りとはいかなかったが、まあ満足できたので最後に日本海に沈む夕日を撮影して帰路に着いた。