駅のホームの立ち食いそばが好きな人は多いと思います。私もそのひとりです。
現在では昔に比べて営業時間も短縮されているのでしょうが、まだ新幹線が現在のように拡充されていなかった時代は多くの長距離夜行列車が各地を走り回っていて、日の出の時刻が遅い冬場はまだ暗い朝のホームに旧型客車を連ねた夜行急行列車が到着すると乗客が降りてきて急いでそばをすする姿や使い捨て容器に入ったそばを車内に持ち帰る乗客の姿が当たり前に見られたものでした(ブルートレインと称される寝台特急ではなくて旧型客車の急行列車じゃないと画にならなかったと思うのは個人の感想です)。
停車時間が長かった主要駅ではよく見られた光景でしたが、新幹線網の拡充と夜行列車の衰退により過去の光景となってしまいました。