「父ちゃん、『母ちゃんアンケート•水鏡』の途中経過はどうだえ?」


「3点の画像の獲得票が横並びだよ。このままだと引き分け再試合、もしくはこちらの判断で選ぶしかない•••」


「むむぅ•••」

①暮れ泥む北しなの線

(長野県上水内郡信濃町)


 上空はよく晴れていて三日月と宵の明星が美しく輝いていたのですが、低いところには雲がかかっていて北信五岳の山々を覆い隠していました。

 やってきた列車はしなの鉄道北しなの線の妙高高原行115系下り普通列車。画像が暗くてわかりにくいですが、かつて国鉄分割民営化後JR東日本に継承された長野地区の115系や169系に施された初代長野色に復刻された編成です。

 この路線が国鉄信越本線時代だった少年の頃、親戚の家に遊びに行った時に特急「あさま」「白山」や急行「妙高」などをよく撮りに来たものでした。


 

②妙高山と混色編成

(新潟県上越市)


 残雪を輝かせる妙高山。新潟県側にありながら長野県北部の北信五岳(黒姫山•飯縄山•戸隠山•斑尾山•妙高山)のひとつに数えられ、新潟県側では頚城三山(妙高山•火打山•焼山)にも名を連ねている信越国境の名山です。もちろん深田久弥の日本百名山にも選ばれています。

 雪深い信越国境•••遅い春の女神の訪れは一度に花開かせて生命に息吹を与えてくれます。

 


③里山を映す

(長野県上水内郡信濃町)


 この画像は鉄分がありませんが、しなの鉄道北しなの線の古間駅に列車を撮りに来たときに線路から視線を移して撮影したくなる風景です。

 左にこんもりと鎮座する山は城山と呼ばれる戦国時代の上杉謙信方の城趾です。連なる里山の奥にうっすらと見えるのは斑尾山。

 古間駅周辺も住宅が増えており、この美しい風景もいつまで見られることか•••。



④広告電車

(新潟県上越市)


 ②番の撮影地点とは線路を隔てた反対側、妙高山を背にした位置からの撮影です。

 水鏡を撮影するにはむしろこちら側から狙った方が鮮明な画像に仕上がるようです(あくまで私の経験値に過ぎませんが•••)。


「みなさん、18時の締切までまだ時間がありますよう❗️お気に召した画像を2点選んでご投票お願いしますよう♪」