「とう、『母ちゃんアンケート•水鏡』編もいよいよ2回戦に突入だ。今回の組み合わせが決定したのでまず第1日目を始めよう❗️」


「承知しました」


「2回戦はベスト16でもある。4日間に渡って行うが、ベスト8を選ぶため各日2点ずつ選んでいただきますよう❗️」


「それでは2回戦第1日目を始めます」

①夏の鏡池

(長野県長野市)

 長野市の戸隠高原にある鏡池です。

 長野県北部の黒姫山•飯縄(いいづな)山•斑尾山および新潟県側に位置する妙高山とともに北信五岳に数えられる戸隠は戸隠山•九頭龍山•戸隠連峰最高峰の高妻山から成っており、北信五岳の中ではいちばん険しい姿をしています。

 長野県北部のいわゆる北信地域は私の準地元であり、信越国境の写真が多いのもそのためです。

 今回の「母ちゃんアンケート」においてもおかげさまでみなさんに選んでいただいた画像が多いのですが、この鏡池も私が好きな場所のひとつです。



②美人林

(新潟県十日町市)

 新潟県の中越地方に位置する十日町市はいわゆる魚沼地域の北西部にあたります。

 魚沼丘陵と信濃川、その支流のひとつである魚野川が展開する魚沼地域の風景は全国の中でも私が好きな景色のひとつです。

 ①番の鏡池と同様に観光ポスターなどでも紹介されている「お決まりの画」ですが、ブナ林の中の水鏡を眺めているとこのままこの緑に全身が染まってしまうような心地よさに包まれます。


③黒部漁港と立山連峰

(富山県黒部市)

 富山県の黒部といえば黒部ダムなど北アルプスの険しい山岳地帯を連想される方が多いと思います。

しかしながら、黒部市の市街地は黒部川に形成された扇状地であり日本海に面した平野部にあります。

 北アルプスの雪解け水が地中に染み込んで栄養を豊富に含んだ湧水が市内のあちらこちらから湧き出ており、それは海中の浅い位置からも湧き出ているので多くのプランクトンが存在するため水深の深い富山湾であっても深海の魚や白エビ、ホタルイカなどが海面近くまで上がってくるのです。富山湾が天然の生簀と称される所以です。

 まさに立山連峰を含め北アルプスあっての富山湾です。

 画像は黒部市北東部に位置する生地(いくじ)という地区なのですが、生地は私の家のルーツで、曽祖父が分家して東京に出てきたため私はここに住んだことはありませんが、やはり思い入れがあるのです。


④初冬の男鹿半島

(秋田県男鹿市)

 この画像を撮影したのは何年も前に夫婦で角館や男鹿半島を旅行したときのもので、私は仕事で何度も来ていたものの母ちゃんは秋田を訪れたのは初めてでした。

 母ちゃんの「角館の武家屋敷通りを歩きたい」というリクエストで旅行しました。

 北国秋田は11月半ばとはいえもう冬の足音が聞こえるといった感じで(長野も同じですが•••)、ドライブをしているとあちらこちらで冬支度が始まっている光景を目にしました。

 男鹿半島を宿泊先の男鹿温泉に向かって海岸線をドライブした時の撮影で、まさに冬の到来を告げるような重苦しい雲とそれを映す鉛色の海です。とはいえ、晴天だったら青く美しい海を撮影できたかもしれませんが、海でこのような水鏡のような画を撮れたかどうか•••。

 秋田県も面積が広いのでまだまだ旅行で訪れたいところはたくさんあります。



「今回の締切は明日(6月11日)の18時とします。ご回答はいつものように父ちゃんへのコメントかメッセージにてお願いします。なおいただいたご回答の公開と返信は締切後とさせていただきますのでご了承くださいよう❗️」