えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインを撮影した後は県道30号線を通って上越市の柿崎から国道8号線を長岡方面へと向かいます。
やってきたのはこちらも私のお気に入りの場所のひとつである柏崎市米山町の日本海の海岸線を俯瞰するところ。
この時期となると遅い時間に日本海に沈む夕日と信越本線の列車を絡める撮影がタイミング的に合わないので、海が青く見える昼間の時間帯に新潟発上越妙高行のJR東日本の特急「しらゆき6号」を後追いで撮影することを目的にやってきたのでした。
信越本線の柿崎〜鯨波間は米山から海岸線に山裾が迫っていて、好きなポイントがいくつかあり、この場所もそのひとつです。
静止画もいいのですが、私がよくやるのは手軽にスマホで動画を撮影していくつかの場面を切り取って静止画にすること。
ここは動画で記録すると波の音もよく入るので静止画で撮影しようと思って来ても結局気が変わって動画撮影してしまうのです。
眼下を上りの特急「しらゆき6号」が駆け抜けていきます。
列車が遠ざかって画像では見にくくなるほど小さくなったときに反対側から列車の前照灯が向かってくるのがお分かりでしょうか?
代わって下りの貨物列車がやってきました。
ここを通る貨物列車を牽引するのはJR貨物富山機関区所属のEF510形電気機関車。
やってきたのは青い車体の500番台。かつてJR東日本田端機関区に所属して上野〜札幌間の寝台特急「北斗星」を青森駅まで牽引していた機関車です。
北海道新幹線開業に伴う「北斗星」廃止により同じく廃止された「カシオぺア」牽引機の銀色車体の機関車とともに田端機関区のEF510形電気機関車はJR東日本からJR貨物に売却されて富山へ転籍、富山生え抜きの赤い車体の一般機とともに活躍しています。どの色がやってくるかはその時のお楽しみです。
かつては日本海縦貫線の一部として長い編成を組んだ特急列車が往来していたこのあたりも旅客列車は全て短編成となり寂しくなりましたが、貨物列車の長い編成は眺めているとワクワク感に包まれてきます。