毎年同じ頃に同じ気候であるとは限りませんが、今年はちょっと季節の動きが早過ぎますね。
4年前の4月11日の記録です。
4年前の信越国境は4月中旬でもまだ天気が悪い日が多くて雪が降る日が続いていた記憶があります。
天気が良ければ残雪を輝かせて鎮座する黒姫山を背景にやってくる列車を撮影できるはずがこのザマでした。
時刻は午前11時前•••本来ならそろそろ順光になって山も列車も映える時間なのに雪雲に覆われて黒姫山は山裾が微かに見えるだけで列車も黒く潰れてしまってまるでモノクロ写真の世界です。
列車のカラーがグレーと赤が主体ということもあるのでしょうが、全く映えません。
たまに5月初旬に雪が降ることもあったこの地方ですが、地球温暖化の影響もあってか私の記憶ではGW期間中に雪が降ったのは30年以上前です。
それが今年は雪が消えるのがなんと早かったことか•••。
3月下旬には里の雪はすっかり消えて県境を挟んで並ぶ長野県側の黒姫山や新潟県側の妙高山もかなり山肌を露わにしていました。
こちらは昨年5月中旬の撮影です。
今年•••田圃に水が張られる時期にはこのような山の姿は期待できそうにもありません。まだ4月下旬だというのに関東では連日のように夏日をきろくしているのですから•••。信越国境から頚城平野に下った高田城址公園の夜桜も満開になって楽しめたのは3月末という異常な早さでした。
今年の水鏡は山を背景にするのは諦めて新緑に重点を置いて記録することになるでしょう。