昨日の長野県北部と新潟県はいい天気。新潟県柏崎市あたりで日本海に沈む夕日JR東日本信越本線特急「しらゆき7号」を絡めて撮影できそうなタイミングだったので出かけてきました。



 現在のダイヤだとこの上越妙高発新潟行の特急列車が新潟県上越市の柿崎駅付近から新潟県柏崎市の鯨波駅付近にかけての海岸線を走る時刻と日本海に夕日が沈む時刻が合致するのが3月末と9月の初めです。

 この時間•••昨年の3月までは上りの新潟発の特急「しらゆき8号」が通過した後を貨物列車が通過、そして下り新潟行特急「しらゆき7号」が通過した後を長岡行普通列車がやってくるというダイヤだったので日毎に移り変わる日没時刻とそれぞれの列車を後追いで撮影したり正面から捉えたりできた区間でした。

 撮影場所によって列車がやってくる順番は変わるわけですが、日本海に沈む夕日を絡めて撮影する楽しみは気象条件にも左右されて一喜一憂•••。

 残念ながら昨年3月のダイヤ改正で「しらゆき」は5往復から4往復に減便されてしまって、この時間の上り列車が廃止されてしまいましたから夕日と絡めて後追い撮影できるのは貨物列車だけとなってしまいました。まあ季節をずらせば今度はもう少し早い時間に通過する上り普通列車や土日を中心に運転される観光列車快速「越乃Shu*Kura」を狙うこともできます。


 さて、昨日の撮影については以下の3点の動画をご覧ください。

 はじめの2点については列車は写っていない(厳密に言えば遠くに「しらゆき7号」のヘッドライトが小さく見えているのですが、この場所は見通しが良いので列車のライトが見えてから眼下を通過するまで3分以上を要するのです)ですが、なぜそれを貼り付けたかというと、空はよく晴れているのに水平線の上に雲があって、列車が近づくのと夕日が雲に遮られるのと微妙なタイミングで、ヤキモキしつつ列車が近づく私を察してみていただきたいからです。動画右側の夕日の様子を意識してご覧になってみてください。



 結果的には列車が近づいてきた時の夕日はといえば•••ちょっと残念な結果になってしまいました。

 天候に恵まれても水平線上に雲がかかったり霞が出たりしてなかなかうまくいかないものです。

 ただ、今回はEF510形電気機関車牽引の貨物列車が現れてコンテナ編成がすべて通過したタイミングでE653系特急「しらゆき7号」が貨物列車に被らずにすれ違って眼下を通過していったのでこちらはよかったのかなと思います。

 ちなみに地味な存在な貨物列車ですが、牽引機はすべてJR貨物富山機関区所属のEF510形ながらオリジナルカラーの赤色車体「RED THUNDER だったりかつてJR東日本田端機関区に所属して上野〜札幌間の寝台特急「北斗星」専用機の青色塗装や「カシオぺア」専用機の銀色塗装そのまま(寝台特急時代のステッカーは剥がされていますが••)のカラーでJR貨物に移籍して富山機関区所属となった同形式の500番台が牽引してくることもあるのでどの機関車が牽引してくるのかといった楽しみもあります。