母ちゃんを引率しての楽しかった山陰旅行もいよいよ終わりの時間が近づいてきました。
前回は出雲市駅から乗車した上り寝台特急「サンライズ出雲」で熱海駅を発車して湯河原駅〜真鶴駅を通過する車窓風景をアップしました。
東海道本線を上ってきた列車は熱海駅からJR東日本区間に入り、神奈川県に入っています。
静岡県側の沼津駅〜熱海駅、そして神奈川県側の小田原駅付近までは太古の時代に地殻変動により島だった現在の伊豆半島がぶつかって陸が隆起して箱根などの山が誕生したと言われていますが、海岸線まで箱根の山裾が延びている区間です。そのため海岸線を通っているといってもトンネルが多く、熱海駅発車後に小田原駅を通過するまでノンストップで撮影した動画を記事に貼り付けるために1分毎に切り分けているから動画によってはトンネルの中だけというものもあります。
しかしながら東京〜神戸間の長い東海道本線の中でも最も私が好きなこの車窓風景の雰囲気を楽しんでいただこうと、敢えてトンネル通過中の動画もカットせずに貼り付けています。
真鶴駅を過ぎて真鶴トンネルを通過します。
かつて撮影名所だった白糸川橋梁を渡ると根府川駅を通過します。
停車しているのは特急「踊り子」や「湘南」などに使用されるE257系電車。このあと小田原駅に回送されて特急「湘南」として東京へ向かうのでしょう。
白糸川橋梁は有名撮影地でしたが、強風による列車の運転見合わせが多発していたことから現在では防風板が取り付けられて列車に被ってしまうことからここで撮影された写真を見る機会もほとんど無くなりました。
思えば今年の夫婦での初旅は静岡県三島市の三嶋大社へのお参りを兼ねた日帰り旅行でした。帰りにこのE257系特急「踊り子」で修善寺駅から東京駅に戻ったのでした。
早朝の相模湾に沿って列車は進みます。
普通の車両だと周囲の乗客の会話や咳やくしゃみなどが入ってしまったりするけれど、個室寝台での撮影はそれが無いのがいいですね。
それまで海岸に迫る山裾の斜面を通っていた線路がだんだん低くなってくると早川駅を通過します。
連続していたトンネルを全て抜けると小田原城のすぐ下を抜けて小田原駅構内にさしかかります。
小田原駅は広い構内を持つので列車は速度を落として進入します。