前回までのこのシリーズの続きです。
往復乗車した「サンライズ出雲」、往路で乗車したのは両端の制御車(運転台が付いた車両)はクハネ285-3(東京方)•クハネ285-4(高松•出雲市方)でJR西日本後藤総合車両所出雲支所所属の編成でしたが、復路は両端の制御車がクハネ285-3001(東京方)•クハネ285-3002というJR東海大垣車両区所属編成に乗車しました。
このJR東海名義編成ですが、出雲支所常駐で車両の検査なども後藤総合車両所で実施されているため実質的にはJR西日本が管理しています。そのあたりの事情については国鉄分割民営化の頃まで遡ることになりそうなので長くなるから省きますので興味のある方はネットで調べてみてください。まあ普通に考えればJR東海管内は東海道本線の熱海駅〜米原駅の間(熱海駅はJR東日本、米原駅はJR西日本管理駅)にわたって走破するので結構な距離を走るとはいえ、車両基地がある大垣車両区付近には旅客扱いをする停車駅があるわけでもなく、所属区の大垣や近くの名古屋駅までこの車両を使用する列車が設定されているわけではないので不思議なことには違いありません。
倉敷駅から山陽本線に入り岡山駅に到着。
ここで高松駅から瀬戸大橋線を通ってやってきた「サンライズ瀬戸」と連結、ここから終点の東京駅まで併結して走行します。
先着していた「サンライズ瀬戸」との連結作業が終わるまで「サンライズ出雲」は扉が開かないので作業風景は見られません。
「サンライズ瀬戸」の高松方制御車はクハネ285-4でした。こちらは3日前(東京発2月16日)に下りの「サンライズ出雲」で乗車した編成です。ということは、17日の朝に出雲市駅で私たちを降ろした編成はその日の夜に再び「サンライズ出雲」として東京へ上り18日の朝に東京に到着し、その日の夜に今度は「サンライズ瀬戸」として高松へ下り、この19日に折り返してきたということになります。
岡山駅を発車します。