母ちゃんを引率してJR西日本山陰本線の観光列車快速あめつち乗車記は今回が最終回です。


 列車は斐伊川に近づきました。

 一説には昔の斐伊川はたびたび氾濫を繰り返したので八岐大蛇(ヤマタノオロチ)が棲む川との言い伝えがあるそうです。

 列車はここでも速度を落としてあめつちのテーマが流れます。

 ゆっくりと斐伊川にさしかかります。電車のモーター音と違って気動車のディーゼルエンジンの音は観光列車の場合は哀愁を感じる•••そんな感覚を持つのは私だけかな?

 斐伊川をのんびりと渡ります。普通の定期列車ではこのような演出は味わえないので、こういうところが観光列車の醍醐味ですね。


 高架線となっていよいよ終点の出雲市駅に近づきます。

 倉吉駅から乗車すること2時間44分•••出雲市駅に到着しました。

 ホームに到着した時の動画を後日見直していて気付いたのですが、同じホームの反対側で発車時刻を待っている12:38発岡山行特急「やくも18号」は前日に出雲市駅から米子駅まで乗車した「やくも14号と同じ編成でした。先頭の付属編成の7号車がクハ381-112で前から4両目の基本編成の4号車がクモハ381-506、次の3号車が前日米子駅まで乗車したモハ380-75です。

 来春には新型車両のデビューが発表されているこの「やくも」•••国鉄型の古い381系の余命を考えると山陰へ旅行する機会がなかなか無い私にとってもう乗車することはないのだろうけれど同じ編成に出会うと親近感が沸いてきます。





 こうして初めての快速あめつち乗車が終わりました。


 余談ですが、この列車の女性アテンダントさんが若くて顔つきも高校生くらいのかなり若いように見えたのでスイーツの大江ノ郷を用意してくれた時に

「高校生?」

と、尋ねてみたら

「いえ、違います」

童顔なのかな?


 彼女が去ったあと母ちゃん

「父ちゃんは何を考えてるんだえ?いきなり『高校生?』なんて訊く馬鹿な質問して•••向こうはきっと変態おやじだと思ってるよう❗️」


「そ、そうかなアセアセ


 出雲市駅からは再び駅レンタカーを借りて(前日に予約しておきました)帰りの列車の時間までドライブです。

 次回に続きます。