前回までの続きです。


 姫路駅に停車したことには気付かず、次に目が覚めたのは岡山県に入ってからでした。

 狭いB寝台個室(ソロ)から出てミニロビーへ向かうと誰もいなかったので夜明けの風景を眺めていましたが、いくらもしないうちに親子連れなど他の乗客もやってきました。








 岡山駅に到着しました。

 岡山駅では東京駅からここまで併結して走行してきた「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」の切り離しが行われるため少し長めの停車時間が設けられています。


 岡山駅からはそれぞれ独立した編成となり、編成前側の「サンライズ瀬戸」は先発して瀬戸大橋を渡って高松駅へ、後ろ側の「サンライズ出雲」は3分後に山陰の出雲市駅へと向かいます。

 切り離し作業の光景を撮影しようと思ったら同じようなことを考えている人々で一杯です。
 かつての信越本線横川駅で碓氷峠越えのために列車の後部にEF63形電気機関車を連結するシーンに多くの人たちがカメラを持って人だかりができていたことを思い出します。同じような光景は東北新幹線の福島駅や盛岡駅でも見かけるので、人間の考えることは今昔変わらないですね。
 なんとか人垣の隙間から撮影したのでこんな動画になってしまいましたが、滅多に乗車する機会が訪れない「サンライズ瀬戸•出雲」なので良い記念になりました。


 停車時間を利用してキハ47系や岡山地区の黄色い115系を慌ただしく撮影しました。





 ここまで編成の中間に位置していたクハネ285-4が先頭に立って出雲市駅へと向かいます。