一昨日は母ちゃんを引率して日帰りの小さな夫婦旅に出かけてきました。
朝早く家を出発したので朝食は東京駅の改札内中央通路(丸の内中央改札と八重洲口中央改札を結ぶ通路)グランスタ1階の駅弁屋「祭」で調達。私が好きな新潟三新軒の「えび千両ちらし」や富山源の「ぶりかま」なども並んでいましたが、いろいろ眺めているうちに三新軒の「塩〆鯖と鮭の焼漬け押し競(くら)寿司」というお弁当を初めて見かけたので母ちゃんの上意に諮ったうえで購入しました。
乗車する列車はJR東海東海道新幹線の列車で東京駅8:27発の「こだま709号」名古屋行。
東京駅に着いたのが早過ぎたので母ちゃんに
「父ちゃんはホームで写真を撮ってくるからここで大人しく座って待っていなさい」
と、新幹線改札内の待合室で待機するように言い聞かせて16•17番線ホームへと向かってみました。
エスカレーターでホームに上がってまず目に付いたのが17番線に停車中のこだま707号新大阪行。
編成はJR西日本博多総合車両所所属のN700S系H1編成でした。
向こう側の18番線ホームにはのぞみ15号博多行となるJR東海大阪交番検査車両所所属のN700S系J24編成が到着。
東海道•山陽新幹線の編成の所属は編成両端の制御車の乗務員室寄り乗降口付近の車体裾に書かれているJRのロゴマークでくべつできます。JRであればJR東海、JRであればJR西日本です。それ以外にマニアックな見分け方としては形式番号の後ろの番台でも見分けられます。
16番線ホームにはひかり501号岡山行。こちらの編成はJR西日本博多総合車両所所属のN700A系K13編成です。
私が子供の頃•••まだ東海道新幹線しか無かった頃は「ひかり」「こだま」の2本立てでひかりの東京〜新大阪間の途中停車駅は名古屋と京都のみ。所要時間3時間10分は現在に比べればかなり要していましたが、それは60年近くも前のことですから当時としては驚異的な到達自分であったわけで「夢の超特急ひかり号」だったわけです。
のちに山陽新幹線岡山開業、そして博多開業と延伸するとひかりの停車駅にも様々なパターンが現れるようになり、東海道区間では変わらないものの新大阪以西では主だったものだけでも岡山•広島•小倉のみ停車、新神戸•姫路•岡山•福山•広島•徳山•小郡•小倉に停車(一部は姫路、福山、徳山、小郡のいずれかを通過)、その他に三原や岩国、新下関にも停車する列車や新大阪以西は各駅に停車、岡山以西の各駅に停車、広島以西の各駅に停車する列車がありました。山陽区間では岡山と広島、小倉だけに停車する速達タイプは幕式行先表示機のひかりが白地に赤文字、それ以外は青地に赤文字だったように記憶しています(曖昧な記憶なので間違っているかもしれません)。
国鉄分割民営化後に「のぞみ」がデビューするとじわじわと勢力を広げ、ひかりは存在感が薄くなっていきました。静岡や浜松、豊橋、米原などにも停車する列車が増えてかつての夢の超特急のイメージは消えていきました。東海道新幹線がのぞみ•こだまを主体としたダイヤとなってひかりの数が少なくなってから久しいですが、東海道新幹線開業の前年に生まれた私には今も新幹線=ひかり号という意識がどこかにあるのです。
そろそろ私たちが乗車する列車の入線時刻が近づいてきたので待合室に母ちゃんを迎えにいって乗車する14番線に向かいました。
乗車するこだま709号名古屋行の編成は東京の大井車両基地所属のN700S系J7編成です。
実は私•••東海道新幹線に乗車する機会になかなか恵まれず、最近では昨年の2月に名古屋駅まで乗車したことがあるだけなのです。東北•上越•北陸新幹線といったJR東日本の新幹線には乗車することが多いのですが、なかなか西へ向かう用事やきっかけに恵まれないのです。N700A系には何度も乗車したことがありますが、N700S系に初めて乗車することができました(とはいえ、車内設備等に大きな違いはなく、利用者目線で見ればどちらでもいいということになりますが•••)。
指定席車13号車745-507に乗車。座席は山側(進行方向右側)の13番E•D席です。
車内です。
N700A•N700Sともに東海道・山陽新幹線の主力車両です。
座席に座った母ちゃん、開口一番
「父ちゃん、背もたれがずいぶん薄っぺらいね」
確かに背もたれが薄いです。それに背もたれが小さいというか、ヘッドレスト(枕部分)が低くて身長がそれほど高くない(私の身長は168cm)私が座ってもヘッドレストの上辺の角が後頭部の真ん中あたりに当たるほどです。枕の高さを調整できるJR東日本のE5系やE7系、それにE7系と同設計のJR西日本のW7系に乗り慣れている私としてはいささか格落ち感を感じる座席です。
比較のためにE7系の普通車の座席の画像を3枚貼り付けておきます。
「父ちゃん、こっちの新幹線(東海道・山陽新幹線のこと)は椅子がずいぶんチャチだよう❗️」
「シッ❗️声が大きい」
私ほど新幹線に乗らない母ちゃんをしてこの感想です。
「東海道線や横須賀線や高崎線や宇都宮線や常磐線の普通列車の2階建てグリーン車の方が背もたれが大きいんじゃないのかえ?」
母ちゃんの感想を検証していただくためにJR東日本の首都圏近郊を走る普通列車の2階建てグリーン車の画像も貼り付けておきましょうか•••。
新幹線は特急車両ですからもちろんシートピッチは広いですが、背もたれの高さはどうだったか•••最近首都圏の普通列車の2階建てグリーン車に乗車していないのでわかりません。
さて、朝食の時間です。前述した東京駅の「駅弁屋祭」で購入しておいた新潟三新軒の「塩〆鯖と鮭の焼漬押し競寿司」をいただきます。
食べ始めてまた母ちゃんの毒舌が始まりました。
「父ちゃん、コレあんまり美味しくないよう❗️」
(また始まった•••)
と思いつつ、私も食べ始めましたが確かに大したことない•••。
三新軒のお弁当は「えび千両ちらし」や「焼漬け鮭弁当」など好きなものが多いのに、言っちゃあ悪いがコレはハズレかなという感想です。どうした三新軒❗️
静岡県三島市の三島駅で下車しました。
お餅は焼く派?煮る派?
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