動画だらけの記事シリーズ…①の続きです。

    上野駅から乗車した北陸新幹線の東京発下り一番列車「かがやき501号」大宮駅を定刻の6時41分に発車しました。

    東京駅~大宮駅間は東北新幹線の線路を北海道東北秋田山形上越北陸の各新幹線が線路を共用するので規格ダイヤが組まれ、各方面への列車は4分間隔でやってくる(臨時列車も含まれるので、これが運転されない日には8分間隔というところもありますが…)からデータイムの山手線や地下鉄よりも運転間隔が詰まっているという過密ダイヤです。もちろん住宅が密集していることやカーブが多い区間なので速度はゆっくり(といっても在来線の列車ならモーターが甲高く唸りを上げて精一杯走っているのより速いのですが…)走ります。

    そのため下り列車に乗車していると特に上野~大宮間では列車がウォーミングアップしているような感じを受けます。


    しかし、大宮駅を発車すると列車は「水を得た魚のように」グングンと速度を上げます。

    急勾配が少ない東北新幹線ではE5系E6系による「はやぶさ」「こまち」が宇都宮以北で国内最高速度で運転されていますが、太平洋側と日本海側を横断する上越新幹線北陸新幹線は東京から見ると宇都宮と同じくらいの距離である高崎から先は急勾配となるので制限速度は抑えられています。とはいえども関東平野のど真ん中を突っ切る大宮~高崎間では軽快に走るという印象です。


    車窓からところどころ現れる可愛らしい駅は新幹線の高架に併設されているように通っている埼玉新都市交通(ニューシャトル)のもの。大宮駅から東北新幹線と上越新幹線が分岐する辺りの埼玉県北足立郡伊奈町まで並行しています。マッチ箱のような小さな車両が編成を組んで、台車はゴムタイヤという新交通システムで東京のゆりかもめや日暮里・舎人ライナーと同じような感じです。
    車窓にはようやく田園風景が目立つようになりますが、私が若かった頃に比べればずいぶん宅地化されて住宅が増えました。
    新幹線を跨ぐのは圏央道。
    車窓風景はまさに関東平野のど真ん中を走っているといった感じで、冬の快晴のときのようにくうきが澄んでいれば遠くに富士山がずっと見えていますし、反対側の車窓には筑波山や遠方には那須方面の山並みが眺められます。
    この動画の終わりの方で物流倉庫などが目立ち、その後斜め方向に新幹線の下を交差するのが国道17号線のバイパスです。



    熊谷駅を通過します。


    熊谷駅と次の本庄早稲田駅は朝晩は上越新幹線の「とき」「たにがわ」に停車列車が多く、データイムは北陸新幹線の「あさま」に停車列車が多いというイメージです。こまめに各駅に停車するイメージが強い「あさま」「たにがわ」ですが、時間帯や臨時列車では熊谷駅と本庄早稲田駅は通過する列車が多く存在するので注意が必要です。JR東日本の新幹線は東海道新幹線や山陽新幹線のように停車駅の多さなどで列車名がつけられているのではなく、行先や運転区間で列車名が付けられているからです。
    ちなみに金沢駅まで直通する「かがやき」「はくたか」は上越新幹線区間の熊谷・本庄早稲田両駅には停車しません。
「かがやき」の東京~金沢間における途中停車駅は上野(一部通過)・大宮・長野・富山のみで東北新幹線の「はやぶさ・こまち」的な通過タイプ、停車タイプの「はくたか」は「かがやき」が運転されている時間帯は大宮・高崎(一部通過)・安中榛名(一部停車)・軽井沢(一部通過)・佐久平(一部通過)・上田(一部通過)・長野・飯山(一部通過)・上越妙高・糸魚川・黒部宇奈月温泉・富山・新高岡ですが、定期列車の「かがやき」の運転設定が無いデータイムにはほぼすべての「はくたか」は軽井沢・佐久平・上田は通過します。

    次回のこのシリーズは本庄早稲田駅手前から高崎駅を通過して上越新幹線と分岐して北陸新幹線に入って安中榛名駅通過までをアップする予定です。