「父ちゃん、早いもので大会も第7日目を迎えたよう❗」
「一体いつまで続ける気だ?もうネタ切れ気味なんだぞ❗」
「ん…不服かえ?」
「おれのブログを半分乗っ取って動画を貼り付けろだのと…自分でアカウント立ち上げて自由にやればいいじゃないか❗」
「自分の勤務が不規則で平日が休みのときに私の目を盗んで気ままに徘徊して歩いてるのはどこの誰だえ?こっちはひとりで徘徊なんかしちゃぁいないんだよ❗」
「うっ…なぜそれを?」
「父ちゃんのブログを検閲すればわかることだ。上野で朝ラー食べてそのまま衝動的に山寺まで行ってくるなんて常軌を逸してるよう❗」
「むむぅ…」
「わかったらさっさと動画を準備しな❗」
と、ピシピシと決めつけられたので母ちゃんアンケート「動画勝ち抜き戦一回戦7日目」の動画を貼り付けます。
「父ちゃん、ネタ切れ気味というならテーマを絞って動画を貼り付けてみたらどうだえ?」
「たとえば?」
「今回は…ほら、父ちゃんがよく徘徊するお気に入りの場所があるじゃないか。クジラの地下道がある近くだよう❗」

「おっ❗鯨波か…」
「その鯨波の近くで撮った動画がいくつかあるんじゃないのかえ?」
「でもこのシリーズでは貨物列車のシーンで一度アップしてるからなぁ…」
「しらゆきや越乃Shu※Kuraの動画があるんじゃないのかえ?」
「鉄道に興味ないくせによく覚えてるな?」
「父ちゃんから感染したんだよう❗」
「それでは今回は母ちゃんのアドバイスにより新潟県柏崎市の定番撮影地で撮影した動画を貼り付けることにいたします」
「いつものように『旅情を誘われる』と思う動画をひとつ選んでその番号をコメントで投票をお願いします。なお、公平を期するためコメント公開と返信は結果発表後となりますからご了承願いますよう❗」
① 特急「しらゆき3号」
この列車が通る11時頃は晴れていれば青空を映す夏の日本海が美しく、濃い灰色の空と鉛色の荒涼とした冬のイメージが強いこの地方の美しい姿を堪能できます。
② 特急「しらゆき7号」
この日は日本海に沈む夕日と列車を絡められる時期を狙ってやってきたのですが、結果はご覧の通り日没近くなって海上に雲が沸いてきてしまい、霞もかかる始末…。
しかし、後で振り返って動画を眺めるたびに
(考えてみれば、こんなシーンだって狙って撮れるものではないな…)
加茂河の水 双六の賽 山法師
是ぞわが心にかなわぬもの
とは白河法皇が仰ったと「平家物語」に描かれているというのは有名な話ですが…権力の「け」の字もない私にもそのお心は理解できます。
それよりも列車の通過を待つあいだ藪蚊の襲来が凄かったのには閉口しました。
③ 特急「しらゆき4号」
こちらは上り列車を後追い気味に撮影しました。
JR東日本信越本線の新潟県内の区間で柿崎~米山~笠島~青海川~鯨波の区間はトンネルも多いですが、日本海の景色も楽しめるので乗車するときには長岡・新潟方面への下り列車なら進行方向左側、直江津方面への上り列車なら進行方向右側の窓側座席がオススメです。
④ こちらは快速「越乃Shu※Kura」です。
快速列車は普通列車に分類されますが、この列車のように全車両が指定席、一部または全車両が旅行商品として事前に予約とチケット購入が必要な列車も見られます。
この列車は上越妙高駅へ向かう夕方の上り列車では「日本海に一番近い駅」といわれる青海川駅で20分間の停車時間が設けられていてホームからの眺めを楽しめますから日没時刻を調べて日本海に沈む夕日が見られそうな時期に予約するといいですね。
ちなみにこれらの動画は昨年までの撮影です。今年3月のダイヤ改正で列車の通過時刻や特急列車の号数など変わっていますからこれからこの場所に撮影に行こうと予定される方はこの記事は参考になりませんのでご注意ください。