「父ちゃん、昨日の『母ちゃんアンケート』の投票結果は集計できたかえ?」
「実はすべて同数となっているんだ。引き分け再試合とするか?」
「うんにゃ…」
と、大きく首を横に振った母ちゃん。
「投票に参加して下さったみなさんのことを考えるとそうしたいところだが、それでは先に進まないから私が一票を投じよう❗」
「そうか…それでは頼む」
母ちゃんが4時間以上をかけて迷ったあげく選んだのは…。
「④に決めた❗」
「そのこころは…?」
「日本三大車窓に選ばれている姨捨駅の通過シーンを少ない小遣いの中からわざわざ大枚はたいてパノラマグリーン車最前列の指定席券を購入してまで前面展望を撮影したことへのお情けだ❗」
「むむぅ…」
「しかし、ここは急な勾配を下る列車の車窓から眺める善光寺平と眼下に広がる棚田の風景、そして遠くに連なる北信濃の山々が美しいところだ。わざわざ高いグリーン車にに乗って前面展望を撮影するよりも普通車の進行方向右側の車窓からの風景を撮影した方がよかったのではないかという意見を付しておく❗」
「ご指摘…謙虚に受け止めます。スイッチバック駅の姨捨駅を通過するところを撮りたかったんだ」
「というわけで、今回の勝ち残りは④としますよう❗アンケートにご回答いただいたみなさまに厚く御礼申し上げます」
「ありがとうございました」
「一回戦4日目はのちほど父ちゃんにアップさせますからよろしかったらご参加をお願いいたしますよう🎵」