「母ちゃん❗また勝手におれのページを使って『母ちゃんクイズ』を出題したな❗」


「だって父ちゃんがなかなか起きてくれないからつまんなかったんだよう❗」
「いい加減に自分のアカウント作って立ち上げればいいじゃないか❗」
「そこまでする気はないんだよう…」
「まったく…」
「父ちゃん、そろそろ答え合わせにしよう🎵」
(どうせならそこまで自分ひとりでやればいいじゃないか…ブツブツ)
「何か言ったかえ?」
「い、いや何も…」
というわけで、正解を導き出すにはまずこの画像の人物が誰であるかを求めなくてはなりません。
この場所は山梨県甲府市のJR東日本中央本線甲府駅北口であります。この銅像の人物は武田信虎公です。戦国時代、内部対立が起こっていた武田家をまとめるとともに甲斐(現代の山梨県)もひとつにまとめて甲斐における武田氏の勢力を磐石なものとしました。
また、隣国である駿河(現代の静岡県)の今川氏や相模(現代の神奈川県)の北条氏との三国同盟にも力を注いだと言われます。
一方で、嫡男の武田晴信(のちの信玄)に追放されて娘婿である駿河の今川義元の客分となり今川家で過ごしたり京へ移って室町幕府に出入りもしていたようです。
信虎追放についての理由は諸説あってどれが真実なのかは不明ですが、後世になって編纂された書物では悪く書かれているものの、信虎存命中における記録ではそれほど悪い評価は残っていないこと、手紙などで駿府や京などの様子や趨勢を伝えたりしていることなどから個人的には信玄の諜報網の形成の一端を担っていたのではないか…などと想像を膨らませてみたくもなります。
それでは既に正解発表をしてしまったしまったわけでありますが、改めて各画像の人物を振り返ってみましょう。


さのまる
(佐野ブランドキャラクター)
JR東日本両毛線
佐野駅前(栃木県佐野市)にて。
「というわけで、今回のクイズの正解は⑤武田信玄が正解でしたよう🎵」
「か、母ちゃん…正解が『⑤』なのはいいが、他の人物は無茶苦茶じゃないか。時代も合っているのは『①上杉謙信』くらいなものだし、何でフーテンの寅さんや明日のジョー、挙げ句の果てにはさのまるまで登場するんだ???」
「あはは🎵」
「今後は勝手におれのアカウントでクイズ出すの禁止❗」
ちなみに冒頭で触れた通り、武田信虎像は甲府駅北口にありますが、武田信玄像は甲府駅南口にあります。