車窓がだんだんとテレビの報道などで見る帰還困難地域の光景に変わってきました。


 富岡駅に停車です。

 大野駅にも停車。

 双葉駅に停車です。
 茨城県の高萩駅までは停車駅が多く設定されている特急「ときわ」が運転されているので、いわき駅や仙台駅まで走る特急「ひたち」は停車駅が絞られている通過タイプですが、「ときわ」が走らない高萩駅以北ではこまめに停車するようになります。

 東日本大震災の激甚災害によることはもちろんありますが、このあたりは原発事故による帰還困難地域として長くひ住民が立ち入れない状況が続いたので車窓の風景も寂しく、改めて住民の方々の無念さが伝わってきます。

 双葉駅を発車しました。

 浪江駅に停車します。
 私が高校生の頃の記憶では上野駅から直通で仙台や岩手県の一ノ関まで走る長距離鈍行列車が東北本線・常磐線経由ともに存在していましたが、東北本線の方は電車は栃木県の黒磯まで、常磐線も福島県の四ツ倉くらいまでで、仙台方面へ直通する列車は全て電気機関車牽引の旧型客車による普通列車でした。浪江行の普通列車も客車列車で、走っていたことを覚えています。当時の常磐線の客車列車は優等列車から普通列車に至るまでまだEF80形電気機関車が主力だったように思います。
 浪江駅に停車です。


 浪江駅を発車して次の桃内駅で上りの仙台発品川行の特急「ひたち14号」と交換(単線区間なのですれ違いの意味)のための運転停車です。もちろんドアは開かず時刻表では通過扱いです。


 対向列車の「ひたち14号」…今年の春、水戸の偕楽園の梅まつり期間中に出かけたときに水戸駅から乗車して上野駅まで戻った列車です。今回乗車している「ひたち3号」とはここですれ違うのですね。



 JR東日本常磐線北部における主要駅である原ノ町駅に到着しました。
 原ノ町には昔は機関区も置かれ、蒸気機関車の配置もありました。現在では常磐線のいわき駅以北から東北本線の仙台駅までを担当する乗務員が所属する原ノ町運輸区に組織が変更されています。この列車のいわき駅から先を担当されている乗務員さんも原ノ町運輸区所属です。
 東日本大震災により常磐線が長期不通となるまでは原ノ町行の「スーパーひたち」も設定されていました。



 

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 鈍感なのでそのような出来事があったとしても何も感じていないのかもしれません。