いわき駅でも乗務員交代がありました。
いわき~仙台間はJR東日本水戸支社・原ノ町運輸区の乗務員の担当となるようです。
四ツ倉駅を通過します。
四ツ倉駅からは単線区間となるため速度を落として通過します。常磐線はこの先は宮城県の岩沼駅で東北本線に合流するまで広野駅~木戸駅間が複線となっている以外は単線区間となります。
今回の記事では四ツ倉~久ノ浜~末続(すえつぎ)~広野間の車窓を動画でアップします。
なぜこの区間を動画で撮影したかというと、おそらく常磐線(日暮里~岩沼間343.7km、運行実際である上野~仙台間では363.5km)で一番海に近いところを走る区間ではないかと思われるからです。
常磐線は大平洋沿岸を通るので海が見える区間が多いようにイメージする方も方もいらっしゃるかもしれませんが、海岸線に沿って走る区間は殆ど無いといってもいい路線です。
車窓の風景だったらとくに午前中の下り列車なら反対側、つまり進行方向左側の景色を眺めている方が地域性を感じる風景を楽しめると個人的には思っています。
今回、なぜ海側の座席を選んだかというと。当日の直前に指定席特急券を指定席券売機で購入したときに座席表を確認したら窓側・通路側ともに空席だったのが2号車15番A・B席だけだったからです(グリーン車はどうだったか知りませんが…モーター音が聴こえないグリーン車と編成両端のクハは眼中になかったもので…)。
それでは1分刻みとなりますが、広野駅到着までの海が見える車窓をお楽しみください。
久ノ浜駅を通過します。
末続駅を通過します。
上りホームの
末ながく花と緑と海が続く駅
読めましたか?
広野駅に到着します。
動画をご覧になってお気づきの方もいらっしゃると思いますが、駅のホームなどには修復した跡と思われる箇所があります。
これから列車は広野町~楢葉町~大熊町~双葉町~浪江町……と、みなさんがこの11年間テレビなどでよく耳にしているはずの町を通ります。
巨大津波に原発事故…メディアで流れている画像同様に深い爪痕が残る車窓に日頃の自分への戒めを込めて美しくて長閑な風景が広がっていたかつての浜通りの景色の名残を求めてこの列車に乗車したのでした。
当時…政権が変わって民主党政権下でしたが、安全神話を唱っていたそれまでの政府と電力会社のリスク管理能力の無さと無責任さ、そして新政権の危機管理能力ゼロということが全世界に露呈した日でもありました。
ウクライナ情勢をはじめ世界がキナ臭くなっている昨今…どさくさ紛れなのか「政権与党」幹部からでさえ国を売るような発言が飛び出していることにこの国の行く先を愁うのですが…。
もう少し特急「ひたち3号」の旅は続きますが、よろしかったらこの先も終点の仙台駅までお付き合いください。
. 子供に返れるならスキーのジャンプの選手を目指したいです。冬季五輪などををテレビで観ていると憧れるなぁ…。