一口に「鉄道写真」といっても、駅や車両基地などに停まっている列車の編成全体を撮影した記録写真的なもの、編成に組み込まれている1両1両をそれぞれアップして撮影した形式写真的なもの、風景を大きく取り入れた絵画のような写真などさまざまで個人的にはどれも好きなのですが、最近個人的にマイブームとなっているのが一般的に「サイドビュー」などと呼ばれている「横顔」の写真です。
 もともとはこの画像のように鉄道に主眼を置きつつ、必ずしも主役として出過ぎないような風景と絡めた写真に旅情を掻き立てられて好きでした。
 それは今も変わらないのですが、最近では走行中の横顔に特化したような写真が好きになってきました。



 この2枚の画像は長野県のしなの鉄道北しなの線での撮影ですが、たまたまそれほど時間を置かずにやってきた上下列車はJR東日本信越本線時代のこの区間を走っていた「初代長野色」「新長色」を横から撮影してみたものです。
 踏切手前の道路端に立っての撮影でした。

 実はこの場所は親戚宅から近かったこともあって少年時代には特急「あさま」「白山」などをよく撮りに来た場所でしたが、上信越自動車道の高架が出来てからは魅力的な場所ではなくなってしまってあまり足を運ぶことはありませんでした。
 ところが、ある写真集で「特雪」(豪雪地帯で冬期に運転される特殊排雪列車)の試運転列車をこの場所で撮影したとみられる(違うかもしれませんが…)写真を見て115系電車で真似てみたものです。
 近くの山林の紅葉は見事だったのに背景の木々の色づきはイマイチ…。
 この辺りの紅葉が見頃になると「雪の足音」がそろそろ聞こえてくる時期で、近辺の住宅や商店などはいよいよ本格的な冬支度を始める独特の雰囲気に包まれます。
 あの「特雪」の写真の足下にも及ばない私の画像ですが、上空の低い鉛色の雲が長い冬の到来が近い様子を醸し出していることを感じていただけるのでは…?

 こちらは同じ旧信越本線でも新潟県側のえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインでの撮影です。
 妙高高原から直江津へ向かう列車が水が張られた棚田を横目に勾配を軽やかに下ってゆく様子です。
 あいにくの曇り空でしたが、水鏡に映る列車を撮りたくて足を運びました。

 鉄道写真が趣味という領域までは達していない私は良い機材を持っているわけでもなく、卓抜した技量があるわけでもないから「自己満足」程度の写真をこうやって記事に貼り付けているに過ぎません。
 しかし、個人的には好きな写真です。

 こちらはほぼ同じ場所を線路の反対側から撮影したものです。前の写真を撮影した翌日の撮影ですが、この日は天気が良かったので妙高山を背景に撮影してみましたが、残念だったのは田圃に水が流し込まれていたので水面が波立っていたことで水鏡が乱れてしまったことです。
 とはいえ、せっかく旧国鉄時代に旧型電車が纏っていた新潟色の復刻ラッピング車両がやってきてくれたので折り返しの列車を撮りに場所を移動してみました。
 妙高高原駅で折り返してきた列車を撮影です。
 こちらは夏になると草が伸びてしまって撮影しにくくなることと、季節的に山にもくもくと雲が沸いてしまうので一番いいのは雪が解ける初夏の頃でしょうか…。

 こちらは昔から信越本線のうち「海線」と呼ばれる直江津~新潟間の区間で鯨波付近の定番撮影地。
 この画で長編成を組んでいた485系特急「白鳥」「雷鳥」「北越」や新潟色の旧型電車を狙ったオールドファンは多いことでしょう。
 この場所で現在走っている特急「しらゆき」の横顔を撮影したのが以下の画像です。みなさんはどれがお好みでしょうか?



 最近、列車の横顔に旅情を感じ始めている私の画像でした。


夏に食べたい和菓子は?

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 菓子は詳しくないけれど、みなさんの記事にアップされている見た目にも美しい涼しげな和菓子を借景を施された和室で頂いてみたいものです。