平成26年(2014年)5月
 JR東日本信越本線として最後の初夏を迎えたスナップです。
 初夏…というより遅い春と表現した方が正しいかもしれません。
 当時のこのあたりを走る車両は定期列車ではJR東日本長野支社・長野総合車両センター所属の189系と115系がほとんどで、115系はほとんどが信州色と呼ばれる長野地域色でした。
 新潟地域色は妙高高原以北で運転されていましたが、数えるほどでした。
 まだ残雪を多く抱いた妙高山を背景に列車が走ってゆく姿が好きで、以前は里の雪が消える頃になると特急「あさま」の189系や特急「白山」の489系などをよく撮影したものでした。

平成30年(2018年)9月
 ケーキ屋さんでも喫茶店でもレストランでもありません。関山駅の駅舎です。
 このあたりに詳しくなかったらドライブしていてお腹が空いたら間違って飛び込んでしまいそうな駅舎です。 

 信越自然郷は長野県と新潟県の9市町村(長野県飯山市・中野市・山ノ内町・飯綱町・信濃町・木島平村・野沢温泉村・栄村・新潟県妙高市)に跨がるエリアです。
 上信越高原国立公園と妙高戸隠連山国立公園(平成27年3月に上信越高原国立公園から分離独立)に含まれるエリアですが、戸隠高原のある長野市はなぜか名を連ねていません。
 現在の関山駅は昭和60年(1985年)10月に移転された駅です。それまでは少し北側(直江津寄り)に位置したスイッチバック式の駅でした。
 
 現在の関山駅を背にして直江津方を眺めます。
 右にカーブしてゆくのが本線で、左に分岐してゆくのが旧関山駅方向です。
 スイッチバック式の駅の時代には列車は現在の関山駅あたりでスイッチバックして駅に向かっていました。



 旧関山駅のホームです。

 旧関山駅を偲ばせるのは雑草に覆われたホームが残るくらいなものですが、コミュニティバスのバス停には「旧関山駅」の文字。
 私が父の転勤で広島県に住んでいた小学生時代…たしか3年生の時の夏休みだと思いましたが、長野県信濃町の親戚のところへ遊びに来ていてここから妙高サンシャインランドという遊園地に連れていってもらったことを覚えています。不思議なことにこの遊園地…全国各地の遊園地やテーマパークがの多くが閉鎖されつつあるいまでも残っています(現在は冬期休業中)。

 現在このあたりを走る路線バスは「頸南バス」ですが、当時(半世紀ほど前ですアセアセ)サンシャインランドに行くときに関山駅から乗ったのは川中島自動車(現在のアルピコ交通)だったように微かに記憶しています。
 川中島自動車はその名からもわかるように長野市から上田市あたりまでが主な営業路線でしたが、新潟県側の妙高高原でも走っていました。新潟県側の川中島バスは長野県側には野尻湖のあたりまでしか来ていなかったように記憶していますが…信濃町や牟礼村(現在の飯綱町)あたりは長野電鉄バスばかりだったような…。
 現在では旧川中島自動車のアルピコ交通バスもこのあたりは走っていません。
 あのときのバスはまだ女性車掌が首からバッグを下げて切符を売っていたこと、キャブオーバータイプ初期の古いバスで、エンジンはフロントに置かれてエンジンルームが車内の運転席横にありました。
 このエンジンルームのカバーは鉄板剥き出しで、目玉焼きが出来そうなほどに熱かったことも覚えています。

令和3年(2021年)7月
 国鉄時代に急行型電車から改造されて北陸本線のローカル列車として活躍していた413系がまさかえちごトキめき鉄道に譲渡されて旧信越本線である妙高はねうまラインを走るとは…。国鉄~JR時代にはありえなかったことです。

 先頭はクハ455で、外観は急行型を保っている車両です。


 夏空の下…列車が終点である次の妙高高原駅に向かって発車していきました。



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