今回の徘徊旅もそろそろ終わりが近づいてきましたが、記事の方はあと数回続きそうです。

 特急「ひたち14号」は私が水戸駅から乗車してほぼ1時間で江戸川を渡って東京都に入りました。このあたりは葛飾区となります。
 この列車は仙台駅始発列車…仙台駅を発車してからだと4時間13分ほどです。
 江戸川を渡ってほどなくして金町駅を通過。
 金町駅~亀有駅~綾瀬駅は緩行線のみホームがあり、すべての普通列車が快速運転を行う本線側にはホームがありません。もちろん特急列車も本線側を通ります。
 車窓から見た駅前の向かって右側に京成電鉄金町線の駅があり、柴又駅を通って青砥駅までを結んでいます。
 金町駅を通過して左へ分かれていくのは貨物線の新金線です。
 新金(しんきん)線は総武本線の貨物支線で常磐線の金町駅から分岐して総武本線の新小岩操車場を結び、その先は亀戸駅からさらに分岐して越中島まで線路は繋がっていますが、越中島貨物線は非電化、小名木川貨物駅が廃止されてからはレールなどの資材を運搬する列車が稀に見られる程度です。
 新金線は単線であるものの電化されており、東西方向には多くの路線が走るものの南北方向にはバスを利用するしかない東京23区東部において新金線と越中島支線を利用して旅客輸送ができないかという構想もあるようですが、現実的な計画までは発展していません。また、越中島支線の方はライトレール化という構想もあるようですが、まだ具体的な計画には至っていません。個人的には沿線人口で見れば実現に期待したいところですが単線というのはネックだと思います。

 金町駅を通過して中川を渡ります。

 中川を渡って環七通りを跨ぐと亀有駅を通過します。
 環七通り。画像おくが江戸川区方面、車窓と反対側はすぐに足立区となります。
 中川を渡ったあたりから綾瀬川を渡るあたりまでは葛飾区と足立区の区境付近に沿うように常磐線は通っています。

 綾瀬駅を通過します。

 綾瀬駅は足立区。緩行線はこの駅がJR東日本東京メトロの境界駅(綾瀬駅管理は東京メトロ)で、線路は綾瀬駅から都心側は東京メトロ千代田線となります。荒川放水路を渡って北千住駅手前で千代田線が地下に入るまでは並行しています。

 次回に続きます。