前回までの続きです。

 豊野駅を発車しました。
 列車はここから善光寺平(長野盆地)の平坦な区間を軽快に走ります。それまでの急勾配や曲線が多い区間とは対照的な走りとなります。
 このあたりはりんごを中心とした果樹園が多く、少し離れたところを通る国道18号線は昔からアップルラインと呼ばれています。
 果樹園の先に見える工場のような建物がいくつか見えますが、こちらは北陸新幹線の車両基地であるJR東日本長野新幹線車両センターです。
 北陸新幹線はこの長野新幹線車両センター所属のE7系F編成のほかJR西日本白山総合車両所(石川県白山市)所属のW7系W編成(E7系もW7系も仕様は全く同じです)によって運転されていますが、最近では上越新幹線にも本格的に導入が進んできたJR東日本新潟新幹線車両センター所属のE7系F編成も運用に入っています。
 北陸新幹線E7系W7系も同一仕様で東北新幹線のように車種がバラエティに富んでいないのが少しつまらないのですが、利用される機会がある方は列車の外であれば前面フロントガラス左上や乗務員室扉に貼られている編成番号の前のアルファベットがFならJR東日本WならJR西日本の編成、また各車両の車体側面裾の扉付近の形式番号のアタマに付されているアルファベットがEならJR東日本WならJR西日本の編成であることがわかりますので観察されてみては…?
 乗車中の自動音声による車内放送前に流れるチャイムが異なります。自動音声の声はどちらもテレビアナウンサーの堺正幸さんの声で、こちらは東北新幹線やJR東日本の在来線特急列車と同様です。
 JR東日本F編成長野所属・新潟所属の区別は基本的には数字が若い方が長野所属、20より上が新潟所属が多いですが、一昨年の台風19号による豪雨災害で千曲川が決壊して水害に見舞われた長野新幹線車両センターに滞泊していて水没して廃車となったE7系やW7系の車両不足を補うために新潟新幹線車両センターに新製配置された編成が長野新幹線車両センターに転属したり、上越新幹線用に製造された編成を北陸新幹線用に変更するなどあったため、必ずしも当てはまるわけではありません。長野所属編成と新潟所属編成はGoogleなどでも調べられますから利用したときに車内ての暇潰しに調べてみても楽しいのではないでしょうか?

 話が逸れてしまいました。
 車窓の景色の積雪量も豊野駅までの区間に比べてかなり少なくなってきました。

 三才駅に到着です。

 次回に続きます。



初夢見た?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう